経済
「来年の昇給は見送りか」オランダ経済低迷で企業が人件費抑制に本腰
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企業の投資力が限界に
オランダの主要雇用者団体(AWVN、VNO-NCW、MKB Nederland)は、2026年の労働条件に関する覚書の中で、労働コストを抑制する必要があると明言。「オランダの労働コストは1時間あたりで欧州平均を35%上回っている」と指摘し、これ以上の賃上げは企業の競争力と投資力を損なうと警告している。
AWVNの新代表、Lisette van Breugel氏は次のように述べた:
「フランスではコストがオランダより3割安い。これでは新たな工場をオランダに建てる理由がなくなる。」
彼女はさらに、「分配の話ばかりでなく、“パイをどう大きくするか”にも注目すべきだ」と、成長戦略の必要性を強調している。
経済の悪化と雇用環境のギャップ
多くの業界で大規模な再編やリストラが進行中している。オランダは高いエネルギーコスト、遅い行政手続き、窒素排出規制などの課題を抱えており、企業の事業継続が難しい状況になっている。
雇用者団体は、固定的な昇給に代わり、企業業績に応じた利益分配やインセンティブ報酬へのシフトを提案。「うまくいっている企業では厚遇も可能。逆に苦しい業界では昇給を一時停止する必要がある」
労働組合は反発「昇給は依然必要」
一方で、労働組合CNVは「業種に応じて3.5〜5%の昇給を引き続き要求する」と発表。
背景には、依然として逼迫した労働市場があり、雇用主側も優れた労働条件を提示しないと人材確保が困難な状況が続いている。
来年に向けた集団労働協約(CAO)では、「実質的な昇給ゼロの提案」と「引き続きの昇給要求」が激突することになりそうだ。
情報源: HARRO LIFE (legacy)




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