ロッテルダム港、荷役労働者のストライキでコンテナ作業完全停止
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荷役労働者ストライキで作業が全面停止
ロッテルダム港における主要コンテナ取扱業者である Matrans と ILS(International Lashing Services) は、水曜日午後から48時間のストライキに突入した。荷役労働者は、船舶甲板上およびドック上でのコンテナ固定・解除作業を担っており、これが停止すると貨物船の積み下ろしができず、港湾ターミナル機能は事実上停止する。
このストライキは午後 3:15(現地時間)に始まり、金曜同時刻まで継続する予定とされている。
労使対立:要求と反応
FNV労働組合は、荷役労働者の賃金を7%引き上げ、インフレに見合う水準にすることを求めている。彼らの主張によれば、港湾作業は極めて重要かつ労働負荷の大きい職種であり、昇給は妥当との立場だ。
一方、使用者側は、要求を「過大」と一蹴し、既に過去4年間で賃金が約25%上昇してきたことを挙げた。彼らは年4~6%の上昇案を提示し、さらなる賃金上昇はサービス価格の上昇を招き、顧客負担が増えるとの懸念を表明している。
物流混乱と船舶遅延の懸念
荷役作業が止まることで、船舶は港への入港待ちを強いられる可能性が高い。積み込み・荷下ろしができなければ、港湾チェーン全体に遅延が波及する。MatransのCEOであるErik Bouwens氏は、「物流プロセスが大規模に乱れている」「コンテナを処理できなければ船舶も動かせない」と語っている。
なお、陸上でのコンテナ移動・操業は通常通り継続されているものの、船側が動けないため港外への輸送ルート全体に影響が及ぶ可能性がある。
経営体制・労働力規模と影響予測
MatransとILSは、ロッテルダム港で荷役業務をほぼ独占的に担っており、それぞれの社に所属する荷役労働者は合わせて約700名とされている。FNV側はストライキ開始後、両社の荷役労働者すべてが操業を停止したと報じている。
港湾当局は、水曜日時点ではストライキの影響の全容を把握できていないとしている。
情報源: HARRO LIFE (legacy)




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