経済
若手小学校教師、他の専門職卒より高収入に―新卒の平均時給13%上回る
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他HBO卒よりも高収入傾向に
経済研究機関SEO(SEO Economisch Onderzoek)がオランダの経済誌「ESB」に発表した最新調査によると、小学校教員養成課程(PABO)を卒業した若手教員の平均時給は、他のHBO(応用科学大学)卒業者と比べて約13%高いことがわかった。
調査は、2021/2022年度に卒業した学生を対象にしており、卒業1年後の労働市場での賃金や雇用状況を比較している。
高い就職率・正規雇用率も
このPABO卒業者の94%が卒業後1年以内に就職し、そのほとんどが教育業界に入っている。一方、他のHBO卒業者の就職率は83%で約11ポイント低い。
さらに、卒業後1年で正規雇用契約を結んだ割合はPABO卒が73%、他のHBO卒は49%と、教員はより安定した雇用形態にある。
10年後の時給もPABO卒が上回る
PABO卒業者は、卒業から10年後でも他のHBO卒業者より5%高い時給を得ているという。
これは教員の処遇改善が反映されてきた成果とされており、2006/07年に卒業した教員は、10年後の時点で他のHBO卒より13%低収入だった。この差が逆転した背景には、近年の教員による賃上げを求める抗議活動や団体交渉がある。
高収入でも課題は山積み
一方でSEOは、高い時給や正規雇用率が、教員の労働環境の厳しさを帳消しにするものではないと指摘する。
・教員の約80%が定期的に残業しており、その平均は週7時間
・学校現場での保護者や生徒からの攻撃的な態度(アグレッション)も教員の働きやすさを損なっている
調査報告では、「こうした問題は、時給や契約形態の改善だけでは解決できない」とされている。
情報源: HARRO LIFE (legacy)




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