PostNL、郵便受けの昼間回収を開始へ:コスト削減策として導入
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昼間回収の導入とその背景
PostNLは2024年2月から、郵便受けの昼間回収を本格的に導入します。この新たな取り組みでは、全国約10,000カ所に設置されている郵便受けのうち、約75%が昼間に回収される予定です。これにより、運営コストの削減と効率化が期待されています。以下が具体的な概要です:
・ 回収時間の変更
- 現在:全ての郵便受けが午後5時以降に回収。
- 変更後:午前9時からの回収開始が可能に。
・ 例外的な取り扱い
- ショッピングセンターや駅などの混雑エリアの郵便受けは、従来通り午後5時以降に回収。
- 弔慰カードや医療用郵便専用の郵便受けも変更なし。
PostNLのモーリス・ウンク氏(郵便部門ディレクター)は、「短時間で大量の郵便受けを回収する現在の体制は、コストが高く非効率的で持続可能性に欠ける」と指摘。この新方針は、郵便受けの効率的な運用を目的としています。
郵便事業が直面する課題
PostNLは現在、以下のような深刻な課題に直面しています:
・ 郵便利用の減少:電子メールやデジタル通信の普及により、手紙の需要が急減。特にクリスマスカードの送付数は昨年をさらに下回りました。
・ 高い労働コスト:スタッフの確保が困難な中、雇用コストが事業の持続性を脅かしています。
・ 配達品質の低下:人手不足による郵便の遅配が発生しており、顧客満足度にも影響。
政策への働きかけと政府の対応
PostNLは、郵便事業の構造的な課題を解決するために、政府に対し以下を提案してきました:
・ 配達時間の延長:個人郵便の配達時間を24時間から48時間に延ばす案を提出。
- しかし、経済問題担当大臣ディルク・ベルヤーツ氏は昨年、この提案を却下。多くの議員もこの案を支持せず、政策的解決は進んでいません。
・ 政府支援の要請:「市場が縮小する中で他国が政府介入を行った事例を見習うべき」と、PostNLは訴えています。
新体制の影響と見通し
PostNLの新たな昼間回収体制は、短期的には以下の成果が期待されています:
・ コスト削減:数百万ユーロの節約を見込み。特に車両運行や人件費の負担が軽減される。
・ 持続可能性の向上:配送ドライバーが荷物配達と郵便回収を同時に行うことで、効率性が高まり、環境負荷が軽減。
ただし、PostNLはこの措置だけでは十分ではないと強調しており、郵便事業の継続的な運営にはさらなる政府の関与が必要とされています。
情報源: HARRO LIFE (legacy)




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