EU、TikTokの中毒性を問題視し設計の見直しを命令
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EUは何を問題視したのか
EUの判断によると、TikTokのアプリ設計には以下のような点があり、ユーザーがやめられない設計になっているとされた:
無限スクロール
自動再生される動画
頻繁なプッシュ通知
AIによる超パーソナライズされたおすすめ動画
これらの機能が、科学的な研究が示すところの強迫的行動や自制心の低下を助長する設計だとして、EUは問題視している。
なお、これはEUが2026年2月にD66・CDA・VVDの新連立政権(オランダ)の意向を受け、15歳未満のSNS利用を実質禁止する方向で年齢制限の最低ライン策を打ち出した直後の判断でもあり、未成年者の安全への懸念が背景にある。
健康・安全評価が不十分と指摘
欧州委は、TikTokが自らのプラットフォームについて、
中毒性のある機能がユーザーの心身に与える影響評価
未成年者や弱い立場の人への悪影響のリスク評価
を十分に行っていなかったと指摘している。特に就寝前に未成年が夜中まで閲覧してしまう傾向や利用時間全般の長さといった、中毒性を示す利用パターンが見過ごされていたとする。
合法性検査と制裁の可能性
現時点ではEUが直ちに罰金を科す決定を下したわけではない。TikTokにはまず
EUの指摘に対する反論・弁明の機会
それが不十分と判断された場合の改善命令
それでも応じない場合の制裁(金銭措置)
というプロセスが設けられている。EUの規則によれば、改善命令に従わない場合、TikTokには年間総売上高の最大6%に相当する制裁金が科される可能性がある。
その他の調査も継続中
EUはTikTokに対して別の調査も進めている。それは主に
年齢不適切なコンテンツの推薦が未成年に行われていないか
EUの子どものプライバシー/安全義務にTikTokが準拠しているか
といった点に関するものだ。この調査の結果によっては、さらなる規制強化や制裁措置が追求される可能性がある。
TikTok側の反応
TikTokの報道担当者は、EUの結論について強く反発している。TikTok側はEUの指摘が「プラットフォームを誤って評価したもの、根拠がない」「あらゆる手段で反論する」との立場を表明している。
なお、米国では最近TikTokがソーシャルメディア中毒に関する別件で和解に達した事例もあり、欧米各国で利用者の健康影響が議論されているという背景がある。
情報源: HARRO LIFE (legacy)

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