住む場所で違う?オランダ北部の家庭は南部より光熱費が大幅に高い傾向
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北と南で最大128ユーロの差
比較サイト Independer(インデペンダー)の調査によると、オランダ北部では同じ設備・条件の家であっても南部よりも暖房費が高くなる傾向があることがわかった。
具体例として、エネルギー効率の良いラベルAの住宅でも、フローニンゲン州のニュー・ベールタ(Nieuw-Beerta)では、ゼーラント州のフリシンゲン(Vlissingen)より34ユーロ高い暖房費がかかっていた。さらに、断熱性能が低いラベルGの住宅では、128ユーロ近くもの差が生じている。
地域の気温差が大きく影響
Independer がニュー・ベールタとフリシンゲンを比較対象としたのは、1月の平均気温差が最も大きかったためである。
北部(ニュー・ベールタ)
平均気温0.7°C
南部(フリシンゲン)
平均気温4.2°C
この寒暖差により、暖房負荷が大きく異なり、光熱費の差が広がる結果となった。特に、ハイブリッド熱ポンプはこの影響を受けやすい。Independerは以下のように説明している。
「ハイブリッド熱ポンプは、穏やかな天気では主に電気で動作し、寒くなるとガスを使う。寒冷地で性能が劣るわけではないが、温暖な地域ほど節約効果が大きい」
1日の光熱費に最大12ユーロの差も
Independerの試算によれば、1月18日には、
ドレンテ州ホーヘフェーン(Hoogeveen)の気温は1.3°C
ゼーラント州ウェストドルペ(Westdorpe)では11.8°C
この10度以上の気温差により、1日あたり最大12ユーロ以上の光熱費差が生じた。エネルギーラベルGの住宅でも、ホーヘフェーンとニュー・ベールタ間で4ユーロ強の差が記録されている。
専門家の見解とシミュレーション
気象アナリストのアマーラ・オンウカ(Amara Onwuka)氏は次のように解説している。「北東ヨーロッパからの冷たい空気と、南からの暖かい空気がオランダ上空でぶつかっている」
Independerの計算モデルは以下の条件を想定している:
床面積120㎡の住宅
朝7時~夜9時まで暖房を使用
室温設定は19℃
ガス価格:1㎥あたり1.25ユーロ
電気価格:1kWhあたり0.25セント
気温データ:オランダ王立気象研究所(KNMI)
ただし、実際の光熱費は建物構造、暖房設定、居住者の生活スタイルなどによって変動すると注意が添えられている。
【補足情報】
エネルギーラベルA〜G:Aが最も効率的で、Gが最も非効率。近年はA+〜A++++の超高性能住宅も存在。
ハイブリッド熱ポンプ:電気式のヒートポンプとガスボイラーを併用するシステム。寒冷地ではガスの使用量が増える傾向にある。
情報源: HARRO LIFE (legacy)




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