自己負担額引き下げで健康保険料が実質値上げへ
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新法案により保険料が大幅増加
オランダの連立政権(PVV、VVD、NSC、BBB)は、医療制度の改革の一環として健康保険の自己負担額(eigen risico)を現在の385ユーロから165ユーロへと引き下げる方針を明らかにした。
この改革を実現するため、Fleur Agema保健相は法案の準備を進めており、2027年には1人あたり年間199ユーロ(約月16ユーロ)の保険料増が見込まれていると、政府関係筋がテレグラーフ紙に語っている。
税制上の軽減で一部相殺されるが…
保険料の引き上げ分は、所得税の軽減策などで一部補填される予定となっている。しかしこれは年間の自己負担枠を全額使い切り、かつ“zorgtoeslag”(医療補助)を受けられる人に限られる。一方で、医療をあまり使わない健康な人や、補助を受けられない中〜高所得者層には増額分がそのままのしかかる形となる。
健康な人が損し、医療多用者が得する
医療補助を受けていない健康なオランダ国民は、今回の改革によって年間199ユーロの保険料増がそのまま自己負担となる。
一方、医療補助を受けている健康な人の場合は、実質135ユーロの増額になる見通し。この層は約600万人、保険加入者全体の約40%に相当する。
逆に、毎年自己負担額を使い切る医療ニーズの高い人々(全加入者の約60%)は恩恵を受ける。
・医療補助を受けている人
→ 年間115ユーロの実質負担減
・医療補助を受けていない人
→ 年間51ユーロの実質負担減
政府の狙いと社会的ジレンマ
政府としては、「自己負担のハードルを下げ、必要な医療へのアクセスを広げる」ことが目的とされているが、実質的には医療をあまり使わない人が負担を背負い、頻繁に医療を使う人が得をする仕組みとなっている。
また、自己負担が減ることで医療の利用が増加し、医療全体のコスト上昇を招く恐れもあるとの指摘も出ている。
情報源: HARRO LIFE (legacy)




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