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「オランダのスーパーは高すぎる」は本当?実際はベルギーより安かった
経済

「オランダのスーパーは高すぎる」は本当?実際はベルギーより安かった

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「オランダ高すぎ」発言に反論

オランダのスーパーがベルギーより高いと主張していた政治家たちの発言を覆す調査結果が、調査報道メディア「Follow the Money」によって明らかになった。アルバート・ハインのオランダ・ベルギー両店舗で取り扱う11,469点の同一商品を比較した結果、ベルギーの方が平均で2.75%高いというデータが得られた。

議員らの主張を覆す価格比較

オランダの政党NSCの前党首Pieter Omtzigt氏は、アップルソースがオランダでは2.09ユーロ、ベルギーでは0.89ユーロといった個別事例をもとに、オランダの食品価格が「不当に高い」と議会で繰り返し主張していた。グリーン左派のJesse Klaver議員も、「日焼け止めがオランダでは3倍の価格」と問題視していた。

しかし、IT専門家Sjoerd van der Hoorn氏が開発した自動スクリプトで大量の商品データを取得した結果、アルバート・ハイン・オランダでは商品の18%が割引対象だったのに対し、ベルギーではわずか8%と、大きなプロモーション差が明らかに。オランダの消費者は「ディールハンター」であり、小売側もそれに応じて値引きを多用していると分析されている。

Aブランドはオランダが安価

KUルーヴェン大学のEls Breugelmans教授によると、ベルギーの財務省もAブランドに関してはオランダの方が安いと認識しているという。調査結果でも、野菜・パン・スープなどはオランダが約9%安く、コーヒー・清涼飲料などはベルギーが6%ほど安いというカテゴリー差が出ていた。

通常価格でもわずかに安い

プロモーションを除いた「定価ベース」でも、ベルギーの方が約1%高いことが判明。つまり、割引があるときだけでなく、通常の買い物でもオランダの方が安い傾向にあるという。

最も高額だった商品はオランダのフィリップス製エスプレッソマシン(499ユーロ)で、食品では真空パックの牛ヒレ肉(1.5kg以上、95.98ユーロ)が最高額。また、サフラン(33,800ユーロ/㎏)がグラム単価では最も高価だった。

原因はスーパーではなく政治?

ナイエンローデ経営大学(Nyenrode Business Universiteit)のLaurens Sloot教授は、「物価高の原因は政治家自身にもある」と指摘。2019年に食品の付加価値税(VAT)が6%から9%に引き上げられたことが、消費者の購買力低下を招いたという。

また、アルバート・ハインの利益率は約4%、Jumboは1%以下と、スーパー各社の利幅は低く、「強欲な企業」という批判は的外れであると小売業界は反論している。

参考

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