アムステルダム、財政健全度で全国トップの評価―レビューで9.5点を獲得
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財政評価で全国平均を大きく上回る
オランダの財務監査法人BDOによる年次報告書にて、アムステルダム市は財政健全度において10点満点中9.5点を記録した。このレビューでは、すべてのオランダ自治体を対象に、決算書や予算計画といった財務書類を分析している。
コロナ後の「谷間」からの回復
今期の市政初期、アムステルダム市は「谷間(ravijn)」と呼ばれる国からの自治体基金の配分減少に直面し、約1億4千万ユーロの赤字を抱えていた。だが、財務担当のヘスター・ファン・ビューレン(Hester van Buren)助役によると、2023年度の予算以降、赤字は徐々に解消され、現在では収支の均衡を達成したという。市の一般予備費も、パンデミック前の水準にまで回復している。
「次の市議会に安定した土台を」
ファン・ビューレン助役は次のように述べている。
「アムステルダムの財政がこれほどまでに安定したことを誇りに思う。任期当初は、コロナの影響や国からの予算不安で、状況はまったく異なっていた。今では新たな市議会が確かな財政基盤のもとで必要な政策を遂行できるようになったのは、市全体の成果だと考える。」
今後も健全な財政を維持するには、慎重な判断が求められるとファン・ビューレン助役は強調する。特に、新政権下での若年層ケア(jeugdzorg)への予算配分が依然として不透明であり、大規模な投資計画も進行中だ。そのため、市は支出の上限設定と行政改革に着手し、長期的な財政の安定性を確保しようとしている。
全国の動向
オランダ全国では、自治体の平均スコアは6.8点と、前年の7.4点から低下した。これは、2025年に約6億6700万ユーロ、2026年には14億ユーロの財政赤字が見込まれるなど、将来的な財政悪化が予測されているためである。一方で、76の自治体は合計13億ユーロの黒字を見込んでいる。
他都市との比較
アムステルダムは大都市の中でも高評価を得た。ロッテルダムは9.1点を記録。中規模都市ではベスト(Best)がソルベンシー(支払い能力)で満点の10点、小規模自治体ではファルケンブルフ・アーン・デ・フール(Valkenburg aan de Geul)が同じく10点を獲得している。
情報源: HARRO LIFE (legacy)




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