干ばつで水位低下、ヘルデルラント州の渡し船が相次ぎ運休
ライン川が観測史上最低水位を記録、少なくとも5路線が停止
オランダ中東部、ヘルデルラント州を流れるライン川とその支流で水位の急激な低下が続いており、地域住民の日常的な移動手段となっている小型渡し船(ポントヘ)が次々と運休に追い込まれている。地元メディア「オンロープ・ヘルデルラント」が報じた。ライン川は先週、観測史上最低の水位を記録しており、ワール川やアイセル川への流量も著しく低下している。
少なくとも5路線が停止、自転車・歩行者に影響
現在運休が確認されている路線は、ドールネンブルフ=パンネルデン間、レーデン=レーデルラーフ間、ドルーテン=ドーデワールド間、ボイニンゲン=スレイク=エウェイク間、そしてヘルデルラントとユトレヒト州の境に位置するキュレンボルフのリニエポントの計5路線だ。これらはいずれも自転車利用者や歩行者が日常的に使う生活路線であり、運休によって対岸への移動には大きく迂回しなければならない状況となっている。アイセル川を渡るディーレン=オルブルヘン間やブルメン=ブロンクホルスト間の渡し船も、すでに早い段階で運休に入っていた。
「低水位での運休は記憶にある限り初めて」
レーデルラーフ=レーデン間のフェリーを運営するリヒャルト・ファン・オーイェン氏は、この事態を「異例中の異例」と表現している。「過去にも運休したことはありましたが、それは常に増水が原因でした。低水位で航行できなくなったのは、私の知る限り運航史上初めてのことです」と同氏はオンロープ・ヘルデルラントに語った。なお、運休がいつまで続くかは現時点では不明だという。一方、オペウスデン=ワーヘニンゲン間などを運航するトン・パウルス社は、同社のヘルデルラント路線はすべて通常通り運航しており、今後数日間についても大きな懸念はないとしている。
オランダ全土で広がる乾燥の影響
渡し船の運休はヘルデルラント州とオーファーアイセル州との境界付近に集中しており、現時点で他の地域での大規模な運休は報告されていない。ただし、オランダ各地では取水制限や閘門の閉鎖といった別の対策がすでに講じられている。渡し船を日常的に使って通勤・通学やサイクリングを楽しんでいる在蘭日本人にとっても、ヘルデルラント周辺を訪れる際は事前に各路線の運航状況を確認しておくことが賢明だ。干ばつがいつ解消されるかによって、運休期間はさらに長引く可能性もある。
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情報源: NOS Algemeen
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