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ライデン唯一のゲイバー、24年の歴史に幕―地方から消えゆくオランダの「ホモホレカ」
社会 読了 2分

ライデン唯一のゲイバー、24年の歴史に幕―地方から消えゆくオランダの「ホモホレカ」

若者の行動様式の変化、同性愛嫌悪の増加、経営者の高齢化が重なり、各地で閉店が相次ぐ

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ライデンで24年間にわたり営業を続けてきたゲイバー「デ・ローゼ・ベウルス」が、8月15日に最終営業を迎える。オーナーのミヒール・ハーフカーマー氏が一人で切り盛りしてきたこの店は、内向的な大学生から賑やかなドラァグクイーンまで、多様な客層に長年愛されてきた。閉店の背景には、個人経営の限界だけでなく、オランダ全土でゲイ向け飲食店が直面する構造的な課題が重なっている。

変わる若者の行動様式、消えるコミュニティの拠点

「小さなバーはうまくいっていない。若者はもう一つの店に通い続けることをしない。月に一度や年に数回の大型パーティーに行くか、昼間にレストランへ行くかだ」とハーフカーマー氏はDutchNewsの取材に語った。LGBTQ+権利団体COCネーデルラントの広報担当フィリップ・ティスマ氏も同様の見方を示し、「一般的なナイトライフ会場がより包括的になり、LGBTI+の人々が居場所を感じやすくなった」と変化を分析する。かつてセーフスペースや出会いの場として機能していたゲイバーの役割が、社会の変容とともに薄れつつある。

ホモホレカ(homohoreca)を2001年から追跡するウェブサイト「homohoreca.nl」の編集者ピーター・コープ氏によれば、年平均2軒がオランダ全土で閉店しているが、少なくとも1軒は新規開店するという。減少のペース自体は緩やかだが、地域によって影響の深刻さは大きく異なる。特にゲイサウナの減少は顕著で、2020年に12軒あったものが現在は8軒まで減った。コープ氏は「若い世代にそうした施設への関心がほとんどないため、後継者が現れない」と指摘する。

アムステルダムと地方の格差、そして高まる敵意

アムステルダムでもカフェ・ゲットーや複数のクィアバーが2025年までに閉店しているが、全体的な店舗数は比較的安定している。コープ氏は「アムステルダムのゲイ向け店舗はゲイツーリズムの恩恵を受けているが、オランダの他の地域ではそうではない」と説明する。観光客が集まる首都と地方都市の格差は、今後さらに広がる可能性がある。

閉店の決断に影響を与えたもう一つの要因として、ハーフカーマー氏は同性愛嫌悪の高まりを挙げた。2010年代は比較的穏やかだったが、パンデミック後の再開業以降、店頭の虹色の旗が何度も盗まれ、ある土曜の夜には窓が割られ反ゲイの罵声を浴びたという。「ウィルダース氏やFvDのような極右が台頭し、状況は悪化している」と語るハーフカーマー氏の言葉は、近年の調査でオランダの若者の間でゲイへの寛容度が低下していることを示すデータとも重なる。

在蘭日本人にとって、ゲイバーは必ずしも日常的な場所ではないかもしれないが、コミュニティの包括性を示す指標として社会の変化を映し出している。46歳になったハーフカーマー氏は1年間のサバティカルを計画しており、8月20日には店内の備品をオークションにかけて旅立つ。「ライデンにはゲイやクィアのバーを必要としている人がまだいる」と彼は言い残した。その言葉が次の扉を開く誰かに届くかどうか、今はまだわからない。

情報源: DutchNews

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