スキポール近郊で500万ユーロのスマホ強奪——内部情報提供者か、3人逮捕
組織犯罪グループへの関与疑い、追加逮捕の可能性も
スキポール空港周辺を舞台にした大規模な貨物盗難事件が解決へと動き出した。王立軍警察(マレショッセ)は、約500万ユーロ(日本円で約8億円)相当のスマートフォン積み荷が盗まれた事件に関連し、3人の男を逮捕したと発表した。被害が発覚したのは6月18日のことで、その後ノールトホラント州検察の主導のもと、組織犯罪グループを標的とした捜査が本格化していた。
内部協力者の関与が浮上
逮捕されたのは、アムステルダム在住の24歳男性2人と、ゾーテルメール在住の39歳男性の計3人。なかでも注目されるのが、容疑者の1人がスキポール空港内の運送会社に勤務していた点だ。マレショッセによれば、この人物が積み荷に関する機密情報を組織犯罪グループに提供していたとみられており、いわゆる「内部協力者(インサイダー)」型の犯行の構図が疑われている。空港施設という高度なセキュリティ環境でありながら、内側からの情報漏洩が大規模盗難を可能にしたとすれば、空港ロジスティクス全体の信頼性にも問いを投げかける事案といえる。
捜査は継続中、追加逮捕も視野に
マレショッセおよびノールトホラント州検察は、今回の3人の逮捕をもって捜査を終結させるつもりはないと示唆している。当局は追加逮捕の可能性を明示的に排除していないと述べており、組織の全容解明に向けた捜査が引き続き進められている。
スキポール空港はヨーロッパ有数の航空貨物ハブであり、毎年膨大な量の高付加価値貨物が同空港を経由する。スマートフォンのような転売の容易な電子機器は、組織的な貨物窃盗の標的になりやすく、過去にも類似の事件が発生している。在蘭日本人の中にも、物流や運送業に携わる方、あるいは航空貨物の利用者は少なくない。今回の事件は、輸送セキュリティや従業員の身元管理といった課題を改めて浮き彫りにしており、関連業界への波及も注視される。
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情報源: DutchNews



