W杯最大の番狂わせ:人口50万の島国カーボベルデが決勝トーナメント進出
ロッテルダム出身選手が躍動、次戦はアルゼンチンと激突
人口わずか50万人余りの島国が、世界を驚かせた。カーボベルデはW杯初出場となる今大会のグループHで、スペインと0-0で引き分け、ウルグアイとは2-2で分け合い、そして最終戦となるサウジアラビア戦も0-0で乗り切って2位通過を果たした。「信じられない。でも、やり遂げた」——試合後、マン・オブ・ザ・マッチに選ばれたロッテルダム出身のデロイ・デュアルテはそう言葉を絞り出した。
ロッテルダムが沸いた夜
サウジアラビアとの最終戦では、カーボベルデが試合を支配しながらも決定機は少なく、PECズウォレ所属のジャミーロ・モンテイロが後半開始直後に惜しいシュートを放った程度に留まった。それでも先発3人・途中出場2人のロッテルダム出身選手がピッチを駆け回り、ヒューストンの巨大スタジアムでは最終笛と同時に選手とファンが歓喜の渦に包まれた。オランダ国内でも、ロッテルダムの街では深夜にカーボベルデの旗を手にした人々が路上に繰り出し、歴史的な勝利を祝った。
40歳GKが世界的な時の人に
このチームの象徴的な存在となったのが、40歳のGKヴォジーニャだ。グループステージ3試合すべてで無失点を達成し、その奮闘ぶりが世界中で注目を集めた。W杯開幕前に5万人ほどだったインスタグラムのフォロワーは、1,500万人超へと急増。スペイン戦後にすでに国際的な話題となっていた彼は、今や大会を代表するストーリーの主役となっている。グループ首位通過したスペインはスター選手を揃えた強豪だが、それと互角以上に渡り合ったカーボベルデの守備力は本物だ。
次戦は世界王者アルゼンチン
決勝トーナメントでカーボベルデが対峙するのは、今週金曜日に世界王者アルゼンチンとの一戦だ。直前のグループ最終戦でアルゼンチンはリオネル・メッシを温存してジョルダン戦に臨む予定であり、コンディション面では互角に近い状況で試合を迎える可能性もある。番狂わせの再現は容易ではないが、今大会のカーボベルデはすでに「常識」を覆し続けてきた。オランダ、とりわけロッテルダムにとっても縁深いこの小国の挑戦が、まだ続く。
一方、同グループのもう一試合ではスペインがウルグアイを1-0で下し、グループ首位で通過した。ウルグアイは後半に退場者も出て敗退が決定している。グループIではフランスがエルリング・ハーランドらを温存したノルウェーのBチームを4-1で破り首位突破。ウスマン・デンベレが前半32分までにハットトリックを達成した。
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情報源: NRC



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