公共交通スト&熱波でオレンジ警報発令——6月24日、二重の混乱に備えを
全国で電車・バス運休、9州で最高36度の猛暑警戒へ
6月24日のオランダは、朝から二重の混乱に見舞われた。FNV労働組合による公共交通ストライキと、気象機関KNMIが発令した熱波警戒「コードオレンジ」が重なり、市民の移動と健康の両面に影響が及んでいる。
朝の公共交通は全面運休、ストの背景とは
FNVの呼びかけにより、6月24日午前8時まで、全国の公共交通従事者がストライキを実施した。電車・バス・トラム・地下鉄のすべてが運休となり、早朝から通勤・通学に支障が生じた。組合側は今回の行動について「労使交渉での手応えを感じており、組合の立場は強い」と主張している。この日はドイツ国内でもドイツ鉄道(DB)が全国規模のシステム障害で運行停止となっており、国境をまたいだ移動にも影響が出た。
コードオレンジ発令——9州で危険な暑さ
KNMIは正午から、オランダ中部・南部の9州を対象にコードオレンジを発令した。フリースラント、フローニンゲン、ドレンテ、ワッデン諸島はこの警戒対象外となっている。気温は広い範囲で30度前後まで上昇し、局地的には36度に達する見通しだ。風は弱く変動的で、日中の体感温度はさらに高くなる恐れがある。熱中症や日射病への備えが求められる一日となっている。なお、ヨーロッパ全体でも高温が続いており、バルセロナでは移動に制約のある人々が地中海で涼む取り組みを行政が支援するなど、各国で熱波対策が進む。
タタ・スチール問題、子どもの国際連れ去りも増加
この日、デン・ハーグの裁判所では、政府とタタ・スチールが結ぶ個別協定をめぐる仮処分裁判が開かれた。地元住民の健康影響調査を求める団体が申し立てたもので、製鉄所周辺の環境問題が改めて焦点となっている。
一方、国際的な子どもの連れ去り被害についても新たなデータが公表された。国際子ども連れ去りセンター(Centrum IKO)によると、昨年1年間の被害件数は270件と前年比70件増となった。連れ去り先の上位にはこれまで通りポーランドが並ぶが、スペインとシリアが新たにトップ5入りした。スペインについてはオランダの生活費高騰を背景に親が移住を選ぶケースが増えていることが、シリアについては同国の政権交代後に帰国を望む父親が増えていることが要因として挙げられている。
在蘭日本人にとっては、ストライキと熱波が重なったこの日の移動手段の確保が差し迫った課題だ。午後以降も気温が高止まりする見通しであることから、外出時は十分な水分補給と日射病への対策を心がけたい。
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情報源: NOS Algemeen



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