海外ドライブ旅行中の「偽ロードサービス」に要注意
突然現れる"救世主"が詐欺業者かもしれない——ADAcが繰り返す警告
夏の休暇シーズンが近づくなか、ドイツ自動車連盟(ADAC)が海外でのドライブ旅行中に潜む詐欺リスクについて改めて警告を発している。故障車のそばに「偶然」現れる悪質なロードサービス業者やレッカー車が、困惑した旅行者につけ込む手口が横行しているというものだ。
2021年から続く警告、被害は中・東欧で集中
ADAcがこの問題について公式に注意を促し始めたのは2021年のことで、以来、毎年の旅行シーズンに合わせて警告が繰り返されている。被害が特に多いのは中央・東欧の地域で、観光客が多く通過する幹線道路沿いが主な舞台となっている。手口としては、故障した車の近くに何食わぬ顔で近づき、正規業者を装って高額な作業費を要求したり、車をそのまま持ち去ったりするケースが報告されている。
被害者の多くは、突然のトラブルに動揺した状態で声をかけられるため、相手を疑う余裕がなく、そのまま言われるがままになってしまうという。特に言語の壁がある外国でのトラブルは、冷静な判断を難しくする要因となる。
旅行前の備えが最大の防衛策
ADAcが強調するのは、「事前の準備」の重要性だ。旅行に出発する前に、加入しているロードサービスの緊急連絡先を必ず確認・保存しておくことが推奨される。スマートフォンに番号を登録するだけでなく、紙にメモして車内に備えておくことも有効とされる。万が一トラブルが発生した場合は、見知らぬ業者に頼る前に、まず自分が加入しているサービスや保険会社に連絡することが鉄則だ。
また、見知らぬ業者が近づいてきた場合でも、作業を開始させる前に料金と内容を書面で確認することが重要だとされる。口頭での約束だけでは、後から法外な請求をされた際に対抗手段が限られてしまうためだ。
オランダから旅行する人にとっての現実的なリスク
オランダからドライブで南欧・東欧を目指す旅行者は、必然的にドイツ、オーストリア、チェコ、ハンガリーなどを通過することになる。これらのルートは、まさにADAcが注意を呼びかけている地域と重なる。オランダで加入できるANWBなどのロードサービスが海外でどの範囲まで対応しているかを、出発前に確認しておくと安心だ。夏の長距離ドライブは楽しい反面、予期せぬトラブルが起きやすい。「まさかの時」に備える一手間が、旅の安全を守ることになる。
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情報源: AD



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