メインコンテンツへスキップ
オランダ代表、スウェーデンに5-1快勝も「不安定さ」は課題のまま
社会 読了 2分

オランダ代表、スウェーデンに5-1快勝も「不安定さ」は課題のまま

W杯グループステージで躍動した攻撃陣、しかし戦術対応の遅れが守備の脆さを露呈

この記事をシェア ✓ コピーしました

ヒューストンの灼熱の午後、オランダ代表が久しぶりの輝きを見せた。W杯グループステージのスウェーデン戦で5-1の快勝を収めたオランダは、スピード、技術、そして迫力ある前線の連動で相手を圧倒した。試合後、スウェーデンのグラハム・ポッター監督は「フレンキー・デ・ヨング、レインデルス、フラーフェンベルフ、ファン・ダイク……」とオランダの主力を列挙しながら「オランダはあらゆる面で強い」と率直に認めた。米テレビの解説者は開幕ゴールの流れを見て「これはトータルフットボールだ」と叫んだほどだ。

ブロベイとサマービルが牽引した攻撃の爆発力

長年「最も将来性あるオランダのストライカー」と言われながら、コーマン体制では出場機会に恵まれなかったブライアン・ブロベイが、ついてその潜在能力を発揮した。わずか17分間で2ゴールを叩き込み、スウェーデンのマンマーカー、イサク・ヒエンとの身体的な競り合いを制し続けた。コーダ・ハークポのハットトリックも加わり、前線は一体となって機能した。

途中出場のクリセンシオ・サマービルも注目を集めた。ウェストハム所属の同選手は今大会まで代表キャップがなかったが、コーマン監督はほぼ無条件の信頼を寄せている。初戦の日本戦でも先発して得点し、スウェーデン戦では投入直後から攻守に躍動。アシストとゴールに加え、3点目の起点となるプレーも見せた。コーマン監督は「見ていて楽しい選手だ」と惜しみなく称えた。

飲水ブレイクが浮き彫りにした「構造的な不安定さ」

ただ、この試合が示したのは可能性だけではなかった。戦術分析メディア「The Athletic」のマイケル・コックスは「今大会で最も戦術的に興味深い試合」と評した。その理由は、前半の飲水ブレイクを境に試合の様相が一変したからだ。

ブレイク前、オランダはシュート数でスウェーデンに4対1とリードしていた。しかしブレイク後はシュート数が8対1でスウェーデンが逆転。ポッター監督が3バックから4バックへ変更し、エースのアレクサンダー・イサクを左サイドに下げる戦術的な修正を施すと、オランダはその対応に苦慮した。ピッチ上では誰がどの相手をマークするかについてダンフリース、フレンキー・デ・ヨング、フラーフェンベルフの間で激しい口論が起きた。

コーマン監督はハーフタイムにサマービルを投入することで局面を打開したが、「相手が何を変えたか、ピッチ上で素早く認識できていなかった」と課題を率直に認めた。また、後半は左サイドバックのミッキー・ファン・デ・フェンが途中出場のアンソニー・エランガのスピードに手を焼き、その突破から失点を許した。

W杯での行方と在蘭コミュニティへの注目

2014年ブラジル大会以降、W杯では存在感を欠いてきたオランダにとって、今回の快勝は久々に「期待できる」と感じさせるものだった。コーマン監督は「切り替えの速さと質において、われわれは信じられないほど危険になれる」と語り、今後の対戦相手への自信を示した。

一方で、飲水ブレイクを活用した相手の戦術変更に対応できなかった点は、上位進出に向けた明確な弱点として残る。強豪との対戦でこの「不安定さ」がどう出るか――オランダの夏は、まだ続く。

情報源: NRC

この記事をシェア ✓ コピーしました

📩 無料メールニュース

明日のオランダニュースも、メールで読みませんか?

毎朝、その日のニュース要約と音声版(ポッドキャスト)が
メールで届きます。無料です。

無料で購読する

関連ニュース