違法薬物サイト「Funcaps」で18人死亡、オランダ検察が立証に自信
ズウォレの裁判所で予備審問、運営者2名はベルギーでもすでに有罪
オランダの検察当局(OM)は木曜日、ズウォレの裁判所で開かれた予備審問において、オンライン薬物販売サイト「Funcaps」で購入した物質の摂取により18人が死亡したと立証できると述べた。さらに4件の死亡例については現在も調査が続いており、最終的な判断には至っていない。当初、検察は58件もの死亡案件との関連を調査していたが、多くのケースで十分な物証を確保できなかったという。
使用説明書なしで販売された危険な薬物
Funcapsが販売していた物質は多岐にわたる。鎮静作用を持つブロマゾラム、オピオイド系鎮痛剤のO-DSMT、そして麻酔薬の一種である2F-ケタミンなどが含まれていた。検察によると、これらの製品にはパッケージへの記載も使用上の注意もなく、さらに割引セールや試供品パックとともに積極的に販売が促進されていた。健康リスクの判断は事実上、購入者に丸投げされていた形だ。
サイトを運営していたのは、Jord van W(31歳)とStefan P(30歳)のオランダ人2名。2人はコロナ禍にベルギーで偽造錠剤の販売を始め、その後オランダでも活動を広げた。検察は、2人がベルギーの法律や自分たちが販売している物質の詳細について十分に把握していなかったと指摘している。ベルギーの控訴審ではすでに、医薬品・薬物の違法取引などを理由に最長3年(うち18カ月は実刑)の禁錮刑と罰金、および不正収益の没収が命じられており、同案件は現在ベルギーの破毀院(最高裁に相当)に係属中だ。
オランダ国内捜査の拡大と今後の焦点
オランダでの訴訟は、2名が2025年に初めて出廷した時点から規模が拡大してきた。当初は死者数が27人と見込まれ、その後58人まで膨らんだのち、今回の18人に絞り込まれた経緯がある。捜査を通じて証拠の精査が進んだ結果と言える。
Funcapsはオランダ国内で摘発対象となっている複数の偽造医薬品・デザイナードラッグ業者の一つに過ぎず、こうした業者が扱う原料の一部はインドから輸入されていたとされる。ネット上で手軽に薬物を入手できる環境が若い世代を中心に広がるなか、今回の裁判はオランダにおけるオンライン薬物販売規制のあり方を問い直す試金石となりそうだ。在蘭の日本人コミュニティにとっても、こうした違法サービスへの関与が重大なリスクをはらむことを改めて認識しておきたい。
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情報源: DutchNews



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