「放射線検査員」を装い高齢者宅を狙う窃盗コンビの手口
巧みな話術で注意を引きつけ、従弟が室内を荒らす役割分担
身なりのよい男が書類の挟まったバインダーを手に玄関先に現れ、「お宅の室内に放射線が発生している可能性があります」と告げる——。一見すると公的機関の検査員のような振る舞いだが、その実態は周到に組まれた窃盗の役割分担だった。オランダ紙ADが報じたこの事件では、ボバンと呼ばれる男が高齢者の注意を引きつけている間に、従弟が家の中に忍び込んで宝飾品や現金を盗み出していたとされる。
巧みな「二人三脚」の手口
この窃盗グループの手口の核心は、役割の分担にある。ボバンは玄関口で住人に丁寧に話しかけ、放射線の「危険性」を説明しながら相手の気を引く。その間に、もう一人の人物が別の経路から屋内に入り込み、貴重品を素早く持ち去る。住人がボバンとの会話を終えて室内に戻った時には、すでに sieraden(宝飾品)や現金が消えた後だという。公的機関の検査員を思わせる服装と書類が、住人の警戒心を下げる道具として機能している点が、この手口の狡猾さだ。
標的は高齢者、被害を防ぐには
この種の「なりすまし訪問詐欺」では、高齢者が主な標的となっている。公的機関の検査や緊急の安全確認という名目は、特に判断に時間がかかりやすい高齢者にとって断りにくい状況を作り出す。実際の放射線検査や公共サービスの担当者が突然自宅を訪れることは通常ない。不審な訪問者があった場合は、玄関のドアを大きく開けずにチェーン越しに対応するか、家族や近隣に確認してから対処することが推奨される。
在蘭日本人も注意を
在蘭日本人にとっても、こうした訪問詐欺は他人事ではない。言語の壁がある中で突然「安全上の問題がある」と告げられれば、状況を正確に把握しにくく、相手のペースに乗せられてしまうリスクがある。身分証の提示を求め、必要であれば入室を断る権利があることを覚えておきたい。公的機関への確認が取れるまでは、見知らぬ訪問者を室内に通さないことが最大の防衛策となる。不審な訪問を受けた場合は、地元の警察(politie)に通報することも検討してほしい。
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情報源: AD



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