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EV旅行記:オランダからバルセロナへ、充電インフラの現実
社会 読了 2分

EV旅行記:オランダからバルセロナへ、充電インフラの現実

新車の電気自動車で国境を越えた夫婦が直面した「充電の試練」

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「新しい電気自動車があるなら、バルセロナくらい行けるはず」——そんな期待を胸に、NRCのジャーナリスト、マリエット・メスターは夫とともにオランダを出発した。目的地はスペイン第二の都市バルセロナ。意気揚々と始まった旅は、しかし現実の壁にたびたびぶつかることになる。この体験談はNRCのポッドキャストコーナー「Luisterverhaal op zondag(日曜朗読)」で配信され、反響を呼んでいる。

「充電できる」はずが、できなかった

旅のハイライトは観光ではなく、充電を巡るトラブルの連続だった。地図アプリや充電ネットワークのアプリが示すスタンドに到着してみると、機器が故障していて使用不能なケースが複数回あった。さらに深刻だったのは、アプリ上には存在するはずの充電スタンドが、実際には現地に見当たらないという事態だ。情報の鮮度と実態のズレが、長距離ドライブを計画通りに進めることを難しくした。加えて、充電スタンドが存在したとしても、充電速度が極端に遅く、長時間の待機を余儀なくされる場面もあったという。

EV大国オランダでも「国外」は別世界

オランダは欧州でも有数のEV普及国として知られ、国内の充電インフラは着実に整備が進んでいる。しかし、メスターの体験が示すのは、国境を越えた途端にその環境が大きく変わり得るという現実だ。フランスやスペインを縦断するルートでは、充電スタンドの密度・品質・情報の正確さにばらつきがあり、内燃機関車と同様の感覚で計画を立てることは難しい。充電時間や充電場所を旅程に織り込む「EVならではの旅のマネジメント」が不可欠となる。

オランダ在住者への示唆

夏季の長期休暇にEVで南欧を目指す在蘭日本人にとっても、この体験談は他人事ではない。出発前にはリアルタイムで充電スタンドの稼働状況を確認できる複数のアプリを併用すること、そしてバッテリー残量に余裕を持ったルート設計が現状では特に重要となる。インフラの整備が進む一方で、データの正確性や機器のメンテナンスには依然として課題が残る。メスターの旅は「EVで遠くへ行けないわけではない、ただし入念な準備が必要だ」という、リアルな教訓を伝えている。

情報源: NRC

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