オランダの留学生数、20年ぶりの減少——今後もさらなる縮小が続く見通し
オランダの留学生数、20年ぶりの減少——今後もさらなる縮小が続く見通し
2025/26年度の登録者数は12万9,764人。研究者は「下落傾向は続く」と警告
オランダで外国人留学生の数が約20年ぶりに減少に転じた。2025/2026年度の登録者数は12万9,764人となり、長年続いてきた増加トレンドに初めてブレーキがかかった形だ。NU.nlが報じたもので、研究者らはこの流れが一時的なものではなく、今後数年にわたって続くと見ている。
20年続いた「右肩上がり」がなぜ止まったのか
オランダの高等教育機関における国際留学生数は、2000年代初頭から一貫して増加を続けてきた。英語での授業プログラムの充実や学費の相対的な安さ、ヨーロッパ中心部という地理的な利便性が、世界中の学生を引き付けてきた要因とされる。しかしここ数年、オランダ政府は急増する留学生がもたらす住宅不足や大学の定員逼迫、オランダ語教育の圧迫といった問題に対処するため、留学生数の抑制へと政策の舵を切ってきた。英語プログラムの新設規制や、一部学部での定員上限の導入などがその具体策として挙げられる。
研究者が見る「さらなる減少」の根拠
研究者たちは、今回の減少は政策転換の効果が数字に表れ始めた段階に過ぎないと分析する。規制の本格的な適用や大学側の受け入れ体制の見直しが進むにつれ、今後数年間は登録者数がさらに落ち込むとの見方が主流だ。また、オランダ国内での留学生に対する社会的な受容感が変化しつつあることや、他のヨーロッパ諸国との競争激化も、志願者の行動に影響を与えうる要素として指摘されている。
在蘭日本人・日本人留学希望者への影響
この変化は、オランダへの留学を検討している日本人学生にとっても無縁ではない。入学定員の上限設定や英語プログラムの整理が進めば、これまで比較的門戸が広かった分野でも競争が激化したり、希望するコースが縮小・廃止されるリスクが生じる。すでにオランダに在住し、大学や専門学校に通っている方、あるいは子どもの進学を考えている家庭も、各大学が発表する募集要項の変更を早めに確認しておくことが賢明だろう。長期的には、留学生の減少が大学の財政基盤を揺るがし、授業料や奨学金制度の見直しにつながる可能性も否定できない。
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情報源: NU.nl



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