ユトレヒトのバス運転手、夏期に最大200%の割増賃金――Transdevが緊急措置
運転手不足で「厳しい夏」、罰金を科されたバス会社の苦肉の策
ユトレヒトのバス路線を運営するTransdevが、今夏の深刻な運転手不足に対処するため、追加勤務を引き受けた運転手への割増賃金制度を導入した。RTV Utrechtが伝えたところによると、同社は社内文書でこの夏を「厳しい夏(uitdagende zomer)」と表現しており、ダイヤ維持への危機感がにじむ。
平日170%、金・土曜日は200%
今週から実施されている新制度では、平日に追加シフトを担当した運転手には通常賃金の**170%が支給される。金曜日と土曜日の追加勤務については200%**と、さらに高い水準が設定されている。さらに夏休み期間にあたる7月11日から8月29日の間は、すべての追加勤務に対して一律で2倍の時給が適用される仕組みだ。同社の広報担当者は「この制度を通じて、追加勤務が可能な同僚に適切な対価を提供するとともに、ユトレヒトの乗客に対してできる限り信頼性の高いサービスを維持したい」と説明している。
なお、事前に承認されている休暇の取り消しは行わないとしており、あくまで自発的に追加シフトを希望する運転手が対象となる。
相次ぐ問題と州からの罰金
今回の措置は、同社が抱える構造的な問題を背景にしている。Transdevは昨年末にQbuzzからユトレヒトのバス事業を引き継いだが、移行直後から車両不足・人員不足が重なり、運休や遅延が頻発した。こうした状況を受け、同社はダイヤそのものを削減。当初約束していた便数を下回る運行が続いた結果、今年4月にはユトレヒト州から最低150万ユーロの罰金が科された。さらに問題が解消されない限り、四半期ごとに10万ユーロが追加されるという厳しい条件も付いている。
運転手不足はユトレヒトに限った話ではなく、同社の広報担当者は「現在、ユトレヒトだけでなく、全国の公共交通機関において運転手不足が課題となっている。逼迫した労働市場、欠勤、休暇取得といった複数の要因が絡み合っている」と述べ、業界全体の問題であることを強調した。
在蘭日本人への影響
ユトレヒト市内やその周辺に住む日本人にとって、バスは日常的な移動手段のひとつだ。夏休みシーズンは観光客も増え、路線バスの混雑や遅延が起きやすい時期でもある。今回の割増賃金措置によって運転手の確保がどこまで改善されるかは未知数だが、Transdevが公式に「厳しい夏」と認めている以上、遅延や運休のリスクは念頭に置いておく必要がある。重要な移動の際は、時間に余裕を持ったり代替交通手段を確認しておくことが賢明だろう。
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情報源: NOS Algemeen



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