ザイスト難民センターでの逮捕動画が拡散、警察SNSに脅迫コメント殺到
アルジャジーラも報道、妊娠中の女性転倒場面に批判集中
5月19日夜、ユトレヒト州ザイストのカンプウェフにある難民申請者センターで、器物損壊と脅迫の通報が入り、警察が出動した。複数の警察官と警察犬が現場に駆けつけ、廊下で男女を拘束した。この際に撮影された複数の動画がSNS上に拡散し、国内外で大きな批判を呼んでいる。
動画が示す拘束の経緯
拡散した動画には、警察官の一人が女性の腕を強引につかみ、女性が床に転倒する場面が映っていた。その直後、男性が警察官に向かっていき、双方で取っ組み合いになる様子も確認される。別の動画では、女性が衣服や髪をつかまれて引きずられ、男性が床に押さえつけられる場面が映っている。アラビア語ニュース局アルジャジーラもこの映像を報じ、男性がパレスチナ難民であること、ガザで家族の死を知ったのちに施設内のテレビを壊したことが引き金になったと伝えている。また、転倒した女性は当時妊娠後期の状態だったとされ、事件から数日後に子どもが生まれたと母親自身がSNSに投稿している。
警察SNSに脅迫・侮辱コメントが殺到
警察はこの逮捕について、動画がすでにSNSで広まっているとして、みずから公式アカウントに情報を公開した。しかしそれに対し、InstagramとFacebookのコメント欄に脅迫や侮辱的な書き込みが大量に寄せられ、警察はコメント機能をオフにするという異例の対応を余儀なくされた。警察の広報担当者は「批判や議論は重要であり歓迎するが、常識の範囲を大幅に超えた」と述べ、コメントには「深刻な脅迫」も含まれていたと明かした。ユーザー同士が投稿の下で互いを攻撃し合う場面もあり、「許容できない罵倒や呪いの言葉が飛び交った」という。書き込みの中に刑事罰の対象となる表現が含まれるかどうかは「現時点では判断できない」としている。
調査は継続、釈放された男性と今後の焦点
警察は逮捕時に暴力が使用された場合、常に内部調査を行うと説明しており、今回もその手続きが進められている。広報担当者は、動画はあくまで「出来事の一部」を映したものであり、「すべての事実と状況を慎重に精査している」と強調した。逮捕された30歳の男性はすでに釈放されている。在蘭の外国籍住民や難民にとって、今回の映像は警察の実力行使をめぐる議論を再び呼び起こすものとなった。SNSでの情報拡散が捜査や世論に与える影響という問題とともに、当局がどのような調査結果を公表するかが注目される。
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情報源: NOS Algemeen



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