オランダの光熱費・インターネット契約、新生活の前に知っておきたい基礎知識
電気・ガス・水道・ネット、契約の仕組みと注意点をまとめて解説
オランダに新たに住み始める際、あるいは引っ越しや独立を機に、まず直面するのが電気・ガス・水道・インターネットの契約手続きだ。日本と似ているようで仕組みが異なる部分も多く、選択肢の多さに戸惑う人も少なくない。どのような制度で、何に注意すれば良いのか——各分野のポイントを整理した。
電気・ガスは民間市場、契約形態は3種類
オランダのエネルギー市場は民間に開放されており、電気とガスを合わせたパッケージ契約が一般的だ。新規契約時にはウェルカム割引が適用されるケースが多く、複数のプロバイダーを比較することで費用を抑えられる可能性がある。
契約形態は大きく3種類に分かれる。**固定契約(1〜5年)**は料金が一定で家計の見通しが立てやすい。変動契約は一定期間ごとに市場動向を反映して料金が変わる。動的契約はリアルタイムの市場価格に連動し、安い時間帯に使えばコストを抑えられる一方、価格が高騰した際のリスクも伴う。なお、政府がガス暖房の段階的廃止を進めているため、地域暖房システムやヒートポンプを採用した住宅も増えている。
オランダ語に自信がない場合、専門のコンサルティングサービスを活用する選択肢もある。Utility DirectのJesse Kegel氏は「すべてが初めての環境では、正しい選択がとても難しく感じられる。特にオランダ語が不安な人には専門家への相談をすすめたい」と話す。
水道は公的管理、インターネットは選択肢が豊富
電気・ガスとは対照的に、水道はオランダ全土で公的に管理されており、全国10社の地域供給会社が担っている。どの会社が供給するかは居住地によって自動的に決まり、Vewin.nlのウェブサイトで自分の供給会社を確認できる。契約時にはメーターの数値(meterstand)の提出を求められることがある。メーターは通常、メーターボックスやボイラーの近くに設置されている。メーターがない住宅では、世帯人数に基づく定額制が適用される。
インターネットは、Odido・Ziggo・KPNの3社が市場の大部分を占める。多くのプロバイダーが最低12カ月の契約期間を設けており、初期期間中に最大50%の割引が受けられるケースもある。インターネット・テレビ・携帯電話をまとめたパッケージ契約も一般的で、自身の利用状況に合わせてプランを選ぶことが大切だ。接続方式はDSL(銅線電話回線)、ケーブル、光ファイバーの3種類で、提供エリアは各社のウェブサイトで確認できる。
引っ越し後は3〜5週間以内に手続きを
賃貸・購入を問わず、入居直後から電気・ガス・水道はすぐに利用できる。ただし、契約手続きは入居後3〜5週間以内に完了させる必要があり、この期限を過ぎるとサービスが停止されるリスクがある。また、新規顧客向けの優遇割引は早期手続きほど活用しやすいため、入居後すぐに複数の事業者を比較・検討することが望ましい。
料金は月額制で請求され、基本料金・使用量に応じた変動費・送配電事業者への費用・税金などが含まれる。スマートメーターが設置されていれば使用量は自動で記録されるが、設置されていない住宅でも年1回の精算で過不足が調整される仕組みだ。在蘭の日本人にとっても、仕組みをあらかじめ把握しておくことで、余計な出費や手続きの遅れを防ぐことができる。
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情報源: DutchNews



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