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アーネム市、Yeのコンサートに許可証——開催なお不透明
社会 読了 2分

アーネム市、Yeのコンサートに許可証——開催なお不透明

ヘルレドームでの2公演、市長は安全基準で承認も下院は入国拒否を求める

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アーネム市のアフメド・マルクーフ市長は、アメリカのラッパー「Ye」(元カニエ・ウェスト)がヘルレドームで予定する2公演について、許可証を発行したと市議会への書簡で明らかにした。公演は6月6日(土)と8日(月)に予定されている。Yeをめぐってはヨーロッパ各国で相次いで入国拒否や公演中止が起きており、オランダでも開催の可否が注目されていた。

市長の判断——「個人的な嫌悪感だけでは決定できない」

マルクーフ市長は書簡の中で、今回の公演が「当然ながら多くの混乱と反応を引き起こした」と述べた。Yeの過去の発言については「道徳的、そして法的にも完全に非難に値する」と強い言葉で批判している。それでも許可証を発行した理由として市長が挙げたのは、首長としての判断基準だ。「個人的あるいは社会的な嫌悪感だけを根拠に決定を下すことはできない」とし、公共秩序・警備・安全といった条件をもって判断すべきものであり、今回はいずれも適切に整備されていると結論付けた。

物議を醸す経歴と各国の対応

Yeは過去に繰り返し反ユダヤ的な発言を行ってきた。昨年はナチズムとアドルフ・ヒトラーを称賛する発言をし、鉤十字を使ったTシャツを販売したことでも批判を集めた。今年初めに謝罪を表明しており、本人は一連の言動を精神疾患によるものだと説明している。こうした背景から、英国はYeの入国を拒否し、フランス・ポーランド・スイスでは公演がすでに中止されている。

下院動議との齟齬——開催まで障壁残る

許可証が発行されたとはいえ、公演が実現するかどうかはまだ確定していない。オランダ下院の大多数は2週間前、ChristenUnie(キリスト教連合)とVVD(自由民主党)が提出したYeの入国を認めないよう求める動議を支持した。動議に法的拘束力があるかどうかは別として、政治的な圧力は強まっている。市レベルでの許可と国レベルでの入国管理は管轄が異なるため、最終的な判断は中央政府に委ねられる部分も大きい。在蘭日本人を含む観客にとっては、公演直前まで状況を注視する必要がある。

情報源: NOS Algemeen

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