夏休み旅行、オランダ人の3分の2が「家計の負担」と実感
インフレが直撃——半数以上が旅行計画を縮小・変更
オランダでは毎年夏、学校の長期休暇に合わせて家族旅行に出かけるのが一般的な習慣だ。しかし今年、その「夏の恒例行事」が多くの家庭にとって大きな経済的試練となっている。ADが実施した世論調査によると、学校の夏休み期間中に旅行することを「経済的に難しい」と感じるオランダ人は3分の2以上にのぼることが明らかになった。物価の高止まりが続くなか、旅行という身近な楽しみにも確実にしわ寄せが及んでいる。
半数以上が計画を変更・縮小
同調査ではさらに、インフレの影響を受けて旅行計画を変更または縮小したと答えた人が半数以上に達したことも示された。行き先を近場に変えたり、宿泊日数を減らしたり、あるいは旅行自体を断念するケースも少なくないとみられる。なかでも問題として多く挙げられたのが、ホテルやキャンプ場の価格上昇だ。オランダ国内外を問わず、夏のピークシーズンには宿泊費が急騰する傾向があり、家族連れにとっては出費がかさむ要因となっている。
ここ数年、欧州全体でエネルギーコストや食料品価格が上昇し、一般家庭の可処分所得を圧迫してきた。旅行業界もその波を受け、燃料費や人件費の増加分を宿泊料金や航空券に転嫁する動きが加速している。夏休みシーズンという需要が集中する時期と価格上昇が重なることで、「旅行したくてもできない」という状況が広がっているとみられる。
在蘭日本人の生活への影響
こうした状況は、オランダに住む日本人にとっても無縁ではない。夏は日本への一時帰国や欧州内旅行を計画する人が多い時期だが、航空運賃・ホテル代いずれも高水準が続いており、旅行予算の見直しを迫られているケースが増えている。特に家族連れの場合、1人あたりのコストが積み重なることで、総額が想定を大きく上回ることも珍しくない。
旅行の楽しみ方そのものを見直す動きも出てきており、高コストなピーク時期を避けて移動するタイミングをずらしたり、キャンプや自炊滞在など宿泊費を抑える選択肢を探したりする人も増えている。夏休みの旅行計画を立てる際には、早期予約による割引や比較サイトの活用がこれまで以上に重要になりそうだ。物価高が続くなか、賢く「夏」を楽しむ工夫が求められている。
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情報源: AD



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