ホンディウス号のハンタウイルス感染、隔離中の乗組員で12例目を確認
30カ国600人超が監視下に——最長6週間の潜伏期間、予断を許さない状況
オランダのクルーズ船「ホンディウス」をめぐるハンタウイルス集団感染で、自宅隔離中だった乗組員1名の陽性が新たに確認された。世界保健機関(WHO)が5月末の定例ブリーフィングで明らかにしたもので、感染者数はこれで計12名となった。国立公衆衛生環境研究所(RIVM)は、この乗組員を念のため入院させたと発表している。
最新感染者はテネリフェから帰国後に自宅待機中だった
今回確認された乗組員は、今月初めにスペイン・テネリフェ島で船から避難・帰国した人物の一人で、オランダ国内で自宅待機を続けていた。RIVMによれば、この乗組員は船内で感染した乗客と濃厚接触していたとされる。一方、今週ロッテルダムに入港した際に検査を受けた乗組員・乗客27名は全員陰性であり、新たな感染者は確認されなかった。感染は5月2日にWHOへ最初に通報されて以来、死者はゼロと報告されており、重篤化を抑えられている点は一定の安堵材料といえる。
最長6週間の潜伏期間——監視は世界規模で継続
問題はウイルスの性質にある。今回の感染源とされるアンデスウイルスは、潜伏期間が最長6週間に及ぶため、すでに帰国した人々の中から今後も新たな感染者が現れる可能性が残る。テネリフェ島からそれぞれの母国へ送還された乗客・乗組員122名は、各国で引き続き隔離措置下に置かれている。WHOのテドロス事務局長は、30カ国600名超の濃厚接触者が現在も監視下にあると説明しており、対応は完全に国際的な規模へと広がっている。
オランダ在住者への影響と今後の注目点
アンデスウイルスはネズミなど齧歯類を自然宿主とするハンタウイルスの一種で、主に南米で発生が多い。人から人への感染が報告されている稀なタイプとしても知られ、今回の集団感染が引き続き専門家の注目を集める理由の一つとなっている。オランダ在住者にとっては、帰国した乗組員が国内で隔離管理されている状況が続いており、RIVMによる経過監視の進捗が今後の焦点となる。潜伏期間の上限を考慮すれば、6月中旬ごろまでは新規感染者の報告に引き続き注意が必要だ。
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情報源: DutchNews



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