オランダの人気サッカー番組「スタジオ・フットボール」、24年の歴史に静かな幕
約1,000回の放送を重ねた長寿番組が、NPO 1からついに姿を消す
オランダのサッカーファンにとって日曜の夜といえば、この番組を思い浮かべる人は少なくないだろう。公共放送NPO 1で24年間にわたり放送されてきたサッカー討論番組「Studio Voetbal」が、今夜22時の放送をもって終了する。放送回数は約1,000回にのぼり、オランダのテレビ史においても屈指の長寿スポーツ番組として知られてきた。
「大規模な回顧特番にはしたくない」
最終回の司会を担当するのは、長年この番組の顔を務めてきたスヨールト・ファン・ラムスホルストだ。彼はNU.nlの取材に対し、「大規模な回顧特番にはしたくない」と明言した。その言葉には、あくまでもいつもの「Studio Voetbal」らしく、その週のサッカーをしっかり語り合う場として締めくくりたいという思いが込められている。一方で「いつもと少し違う演出をする」とも述べており、24年という歳月への敬意も番組の中でさりげなく表現される見込みだ。
24年間が刻んだサッカー文化の記憶
「Studio Voetbal」は1990年代末にスタートし、オランダ国内リーグ(エールディビジ)の試合結果を振り返るだけでなく、現役・元プロ選手や専門家たちによる歯に衣着せぬ議論の場として視聴者に愛されてきた。アヤックスやフェイエノールト、PSVといったクラブの浮沈、オランダ代表の国際舞台での活躍と苦難——そのすべてがこのスタジオで語られ、時に激論を呼んだ。約1,000回という放送回数は、週1回以上の高頻度で24年間継続してきたことを物語っている。
オランダ在住者にとっての意味
サッカーはオランダ社会における共通言語のひとつだ。「Studio Voetbal」はその議論の場を毎週テレビ画面上に作り出し、老若男女を問わず多くの人々をつなげてきた。在蘭日本人にとっても、現地の人々とサッカーを話題にする際の共通の「文脈」として機能してきた番組である。その終了は、単なる一番組の消滅ではなく、オランダのメディア文化における一つの時代の終わりを意味する。後継となる新たなフォーマットが生まれるのかどうか、サッカーファンの関心はすでに次の章へと向き始めている。
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情報源: NU.nl



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