蘭クルーズ船「ホンディウス」でハンタウイルス感染11人・3人死亡
カナダで新たな陽性者、アンデスウイルス感染が拡大
オランダのクルーズ船「ホンディウス」に関連するハンタウイルス(アンデスウイルス)の感染が、新たにカナダでも確認された。カナダの公共放送CBCなどが伝えたところによると、同船の乗客が発熱・頭痛などの軽症状を訴えて入院し、陽性と判定された。検査結果はラボでの最終確認待ちだが、それまでの間、患者は感染者として扱われている。現在は隔離されており、容態は安定しているという。
カナダ当局「想定内だが歓迎できない事態」
ブリティッシュコロンビア州の最高保健責任者は「これは私たちが望んでいた結果では明らかにないが、想定し、準備していた事態だ」と述べた。患者の身元は公表されておらず、症状が始まったのは陽性判定の2日前とされている。最終的なラボ結果がいつ出るかは現時点で不明だ。
このカナダの患者を含め、世界で計11人のハンタウイルス感染が確認されており、うち3人が死亡している。感染者は全員、ホンディウス号の乗客または乗員であり、今のところ感染の拡大は同船に関わる人物に限られている。
オランダ人夫婦が最初の感染例
感染の発端となったのはオランダ人夫婦で、ハンタウイルスの中でも致死率の高い変種である「アンデスウイルス」への感染が確認されている。夫婦はクルーズ乗船前にアルゼンチンに滞在しており、現地での感染が疑われているものの、まだ確定はされていない。その後、ドイツ人1名も死亡しており、死者3人の内訳はオランダ人2人とドイツ人1人とみられる。
一方、先週木曜日にオランダへ帰国した乗組員26人については、全員がアンデスウイルス陰性であることが確認された。感染封じ込めに向けた検査・監視態勢は引き続き続けられている。
在蘭日本人への影響と今後の注目点
アンデスウイルスは南米、特にアルゼンチンやチリの農村・山岳地帯に生息するげっ歯類を自然宿主とするウイルスで、人から人への感染も限定的に報告されている点が他のハンタウイルスと異なる。現時点でオランダ国内でのコミュニティ感染は報告されておらず、直ちに生活に影響が及ぶ状況ではない。ただし、南米への渡航を予定している方は、現地の感染動向や渡航注意情報を事前に確認しておくことが望ましい。今後のラボ確定結果や追加感染者の有無が引き続き注目される。
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情報源: NOS Algemeen



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