ホンディウス号帰国者52人、ハンタウイルス検査で全員陰性
6週間の自宅隔離は継続、毎週の再検査も義務付け
南大西洋クルーズの途上でハンタウイルスの集団感染が発生したクルーズ船「ホンディウス」から、オランダへ帰国した乗客全員の検査結果が陰性だったことが明らかになった。国立公衆衛生環境研究所(RIVM)が発表したもので、一連の帰国便で戻った計52人全員が陰性との結果を示している。
3便にわたる帰国オペレーション
帰国は複数のフライトに分けて実施された。5月4日(日曜)にアイントホーフェン軍用空港に着いた第1便には、オランダ国籍者8人を含む26人が搭乗しており、全員が陰性だった。続く月曜深夜には第2便・第3便が同空港に到着し、新たに26人が帰国。これらの検体はRIVMとロッテルダムのエラスムスMCが共同で分析し、いずれも陰性と確認された。船からはこれまでに計122人が帰国を果たしている。
検査で陰性が確認された一方、帰国者への隔離措置は引き続き適用されている。帰国者は5月6日を起算日として6週間の自宅隔離が義務付けられており、その間は毎週再検査を受けることが求められる。ハンタウイルスの潜伏期間や感染の広がりを継続的に監視するための措置だ。
感染はすでに3人の命を奪った
今回の事態の発端となったのは、ホンディウス号が南大西洋を航行中に起きたハンタウイルスの集団感染だ。この感染により3人が死亡し、うち2人はオランダ人だった。ハンタウイルスは主にネズミなどのげっ歯類の排泄物を介してヒトに感染するウイルスで、重篤な肺疾患や腎症候性出血熱を引き起こす場合がある。一方で、ヒトからヒトへの感染は基本的に起こらないとされている。
RIVMはオランダ国内の公衆衛生リスクについて「依然として非常に低い」と説明しており、世界保健機関(WHO)もこのウイルスがCOVID-19のようなパンデミックを引き起こす可能性は「極めて低い」との見解を示している。
オランダ在住者への影響
帰国者の多くはすでに自宅での隔離生活に入っており、今後数週間は定期的な検査と健康観察が続く。陰性結果が続けば段階的に日常生活へ戻れる見通しだが、6週間の隔離期間が完全に明けるまでは慎重な経過観察が求められる。RIVMとエラスムスMCという国内トップの医療・研究機関が連携して検体分析にあたっていることは、今後の感染動向の早期把握においても重要な意味を持つ。一般市民への感染リスクは低いとされているが、当局は帰国者の健康状態を注意深く見守っている段階だ。
広告掲載にご興味のある方は こちら
情報源: DutchNews



/https://content.production.cdn.art19.com/images/c8/0d/d3/2a/c80dd32a-cdd0-4ac0-926c-6cf20d3f5a14/92419bbca54f79b205275f8406c01019e3992c550445433b216528be175d641cb71d24185c0a7433adae777e927c30531d58cb1af6f0ac1d444ab517564dba48.jpeg)
