「スーパークォーク」スキルが品切れ続出——SNS効果でオランダ市場に異変
「スーパークォーク」スキルが品切れ続出——SNS効果でオランダ市場に異変
アイスランド発の乳製品がTikTok・Instagramで火がつき、棚がからっぽに
オランダのスーパーマーケットで、乳製品コーナーの棚が空になるという珍しい事態が起きている。原因は、アイスランド発祥の発酵乳製品「スキル(skyr)」への爆発的な需要だ。InstagramやTikTokに投稿された健康食品としての紹介動画が次々と拡散し、消費者の購買意欲が一気に高まった。サプライヤーは増産が間に合わず、各チェーンのスーパーマーケットが在庫の確保に頭を悩ませている。
「スーパークォーク」と呼ばれる理由
スキルは、アイスランドで千年以上前から食べられてきた伝統的な乳製品だ。見た目やテクスチャーはオランダでなじみ深いクォーク(kwark)に似ているが、製造工程で多量のホエーを除去するため、たんぱく質含有量が一般的なクォークより高く、脂肪分は低いとされる。この栄養プロファイルが健康志向の消費者に刺さり、「スーパークォーク」という通称が定着した。フィットネスコミュニティや低糖質ダイエットの文脈でも頻繁に取り上げられるようになり、SNSのアルゴリズムに乗って認知度が急上昇した。
実際にクォークより優れているのか
一方で、専門家の見方はやや慎重だ。スキルの栄養価はメーカーや製品ラインによって大きく異なり、一概に「クォークより優れている」とは言えないという指摘もある。たんぱく質量や脂肪分の差は製品によってわずかな場合もあり、価格はクォークより割高になることが多い。SNSで強調される「スーパーフード」的なイメージが、実態よりも先行している可能性もある。とはいえ、たんぱく質を手軽に摂りたい人や、クォーク特有の風味が苦手な人にとっては、食感がよりなめらかなスキルは有力な選択肢となりえる。
在蘭日本人の食卓への影響
オランダ在住の日本人にとっても、スキルはヨーグルトや豆腐に近い感覚で取り入れやすい乳製品として注目されてきた。フルーツと合わせたり、スムージーに加えたりといった使い方がSNS上でも広く紹介されている。ただ、現在の品薄状況が続く間は、お気に入りのブランドが棚に並んでいないケースも十分ありうる。供給が安定するまでの間は、栄養価の近いクォークやギリシャヨーグルトを代替として検討してみるのも一つの手だ。食のトレンドがSNSによって短期間で塗り替わる時代、スキルの品切れ騒動はその象徴的な出来事といえるかもしれない。
広告掲載にご興味のある方は こちら
情報源: AD



/https://content.production.cdn.art19.com/images/c8/0d/d3/2a/c80dd32a-cdd0-4ac0-926c-6cf20d3f5a14/92419bbca54f79b205275f8406c01019e3992c550445433b216528be175d641cb71d24185c0a7433adae777e927c30531d58cb1af6f0ac1d444ab517564dba48.jpeg)
