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ハンタウイルス発生のHondius号、帰国者全員に6週間の強制隔離
社会 読了 2分

ハンタウイルス発生のHondius号、帰国者全員に6週間の強制隔離

最終便がアイントホーフェン着——船はロッテルダムへ向け消毒へ

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クルーズ船「Hondius号」の乗員・乗客を乗せた最終便が、テネリフェ島からアイントホーフェン空港に到着した。船上でのハンタウイルス集団感染を受けた一連の帰国・避難オペレーションが、これをもって完結した形となる。機内にはオランダ人の乗員数名のほか、船に同乗していた医師1名と疫学者2名も含まれていた。当初は同日早朝の出発が予定されていたが、強風で着岸が困難となり、遅延を経ての帰国となった。

13名全員に6週間の強制自宅隔離

帰国したオランダ人は乗客8名・乗員5名の計13名。全員に6週間の強制自宅隔離が義務付けられており、感染の連鎖を断つための措置だ。乗客8名は前日にすでにテネリフェ島から搬送されており、今回の最終便では主に乗員が帰国した。また、同夜にはオーストラリア政府が手配した別の便もアイントホーフェンに着陸。オーストラリア人4名、ニュージーランド人とイギリス人が各1名の計6名が搭乗しており、彼らはその後オーストラリアへ移送される。

感染拡大への警戒は船外にも及んでいる。ナイメーヘンのラドバウド大学病院(Radboudumc)では、ハンタウイルス患者の治療に当たった際に、本来求められる厳格な手順ではなく通常の標準手順で処置を行っていたことが判明。これを受け、病院スタッフ12名が予防的隔離の対象となった。同病院は「採血および尿検体の処理に関する手順の問題」と説明しつつも、スタッフが実際に感染している可能性は「非常に低い」との見解を示している。

3名死亡、感染はアンデス型

Hondius号はアルゼンチンからカーボベルデへ向かう途中、約150名を乗せた状態で複数の乗客・乗員が体調不良を訴えた。その後、ハンタウイルス——それも最も危険とされる「アンデス型(Andesvariant)」——への感染が確認された。死者は3名に達しており、オランダ人夫妻もその中に含まれる。さらに1名が現在も南アフリカの病院で治療を受けている。

世界保健機関(WHO)とオランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)はいずれも、今回の集団感染がパンデミックに発展する可能性は低いとの立場をとっている。アンデス型はヒト間感染のリスクが極めて小さいとされているためだ。船はカーボベルデ沖に数日間停泊した後テネリフェ島へ移動し、現地で乗客・乗員の検査が実施された。

船体はロッテルダムへ、消毒作業を待つ

Hondius号の船体そのものは前夜、一部の乗員とともにロッテルダムへ向けて出港した。運航会社「OceanWide Expeditions」によれば、日曜日中の入港が見込まれており、到着次第、船内の全面的な消毒作業が行われる予定だ。

在蘭日本人にとって直接的な被害は報告されていないが、今回の事例はハンタウイルスという比較的なじみの薄い感染症が、国際クルーズ旅行を通じて欧州にもたらされうることを改めて示すものとなった。6週間という長期にわたる強制隔離の規模からも、オランダ当局がこの感染症を深刻に受け止めていることがうかがえる。

情報源: NOS Algemeen

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