メインコンテンツへスキップ
CL出場権を得たフェイエノールト、ファン・ペルシー監督が「権力の空白」を突いて続投工作
社会 読了 2分

CL出場権を得たフェイエノールト、ファン・ペルシー監督が「権力の空白」を突いて続投工作

不振シーズンの陰で、新体制発足前に補強調査を独自着手

この記事をシェア ✓ コピーしました

AZとの1-1の引き分けによってエールディビジ2位を確定させたフェイエノールトは、チャンピオンズリーグへの直接出場権という今季最大の目標を達成した。試合後、デ・カイプのスタジアムではピッチ上で小さな祝賀の場が設けられ、コアサポーターからロビン・ファン・ペルシー監督への拍手が送られた。昨年12月のヘーレンフェーン戦敗北後に同じサポーターと対峙していた場面とは、打って変わった光景だった。

しかし、ファン・ペルシー監督自身も「良いシーズンだったか? いや、そうとは言えない」と認めたように、内実は厳しい。今季フェイエノールトは上位6クラブ(PSV、トゥウェンテ、NEC、アヤックス、AZ)に対して一度も勝利を挙げられなかった。最終節のPECズウォレ戦で引き分け以下に終われば、エールディビジ史上最低得点の2位という不名誉な記録も生まれかねない。CL出場権の確保は、主にアヤックスら競合相手の自滅によるところが大きく、「うちが出場するのはだんぜん当然だ」とのファン・ペルシー発言には多くの疑問符がついた。

支持者が去るなかで「空白」を突く

クラブ首脳陣の変容が、この局面をさらに複雑にしている。ファン・ペルシー体制を危機的な冬場に支え続けた技術ディレクターのデニス・テ・クローゼは、7月1日付でメキシコのモンテレイのスポーツディレクターに転出する。監査役会会長のトーン・ファン・ボデホムも2027年初頭に2期満了で退任予定だ。テクニカル委員のシャーク・トローストは2月に退任を表明済みで、後任探しも遅れている。新たな一般ディレクター候補には元AZディレクターのロベルト・エーンホールン、技術ディレクター候補にはクラブ・ブルッヘで同様のポストを務めるベルギー人のデヴィ・リゴーが浮上しているとされる。

ファン・ペルシーはこの空白期間を巧みに活用しようとしている。新体制の着任前に、自身のスタッフとともに現有選手の来季残留判断を独自に進め、他クラブの選手調査も行うと公言した。本来これは技術ディレクターの職務領域だ。「最終的には新ディレクターと協力してやる」と付け加えてはいるが、事実上の先手を打つ姿勢は明らかだ。記者会見では「私の契約は2027年半ばまである。つまり来季もフェイエノールトの監督だ」と宣言し、「それがほしいコメントでしょ?」と記者を煙に巻く一幕もあった。

新体制の評価が続投の鍵を握る

一方で、テ・クローゼはNOSの取材に対し後任者に「ファン・ペルシーを続投させるべき」と助言している。ただし、シーズンの総括評価はこれから行われる。今季は選手起用の迷走、元主将クインテン・ティンベルとの確執による放出、冬場に経験者(スターリング、デイル、サン・ジュスト)を招聘しての応急処置、そしてベテラン指導者ディック・アドフォカートを技術顧問に据えてようやく安定を取り戻すという綱渡りの連続だった。アドフォカート就任後は**6試合無敗(2勝4分)**と持ち直したが、これはあくまで土台の脆弱さを覆い隠すものでもある。

来季のCLを見据えれば、チームの戦術的な構築は急務だ。AZ戦でも露呈したポゼッション時のビルドアップの粗さ、守備ブロックからのカウンターへの依存は、欧州の舞台では通用しない可能性が高い。新たな経営陣がファン・ペルシーの「既成事実化」を受け入れるのか、あるいは白紙から評価を行うのか——その判断が、来季のフェイエノールトの命運を大きく左右することになる。

情報源: NRC

この記事をシェア ✓ コピーしました

📩 無料メールニュース

明日のオランダニュースも、メールで読みませんか?

毎朝、その日のニュース要約と音声版(ポッドキャスト)が
メールで届きます。無料です。

無料で購読する

関連ニュース