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オランダ客船ホンディウス、テネリフェ島に到着――乗客避難とハンタウイルス検査の一部始終
社会 読了 1分

オランダ客船ホンディウス、テネリフェ島に到着――乗客避難とハンタウイルス検査の一部始終

カナリア諸島政府との対立を経て、スペイン中央政府が最終的に入港を承認

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オランダのクルーズ船「ホンディウス」が、スペイン領カナリア諸島のテネリフェ島にあるグラナディジャ・デ・アボナ港に早朝到着し、乗客の下船手続きが順次開始された。船はいったん沖合に錨を下ろした後、乗客を一人ひとり小型ボートで上陸させるという慎重な方式が採られた。

入港直前まで続いた政府間の対立

到着に至るまでの経緯は波乱に富んでいた。スペイン紙『エル・パイス』によれば、カナリア諸島自治政府は直前になって船の入港を阻止しようとし、スペイン中央政府との間で対立が生じた。最終的にはマドリードの中央政府が介入し、自治政府に対して停泊を認めるよう強制する形で事態が決着した。感染症リスクを抱える船舶の受け入れをめぐる権限争いは、今後の危機管理制度のあり方にも一石を投じるものといえる。

ハンタウイルス検査と帰国への流れ

スペイン当局が示した避難スケジュールによると、退船は現地時間7時30分から8時30分の間に開始される予定だった。乗客はまずハンタウイルスの検査を受け、陰性確認後に小型ボートで上陸。その後バスで空港へ移送され、それぞれの母国行きのフライトに乗り継ぐ手順となっている。現時点で乗客のなかにハンタウイルスの症状を示す者はいないものの、スペイン当局は予防措置として全乗員・乗客を高リスク濃厚接触者として扱っており、厳格な手順のもとで避難が進められている。

オランダ外務省はNOSに対し、乗客をアイントホーフェンまで輸送するチャーター機がすでに現地で待機済みであることを確認した。オランダ人乗客にとっては、帰国後も一定期間の健康観察が求められる可能性があり、在蘭の家族や関係者はオランダ外務省の発表に引き続き注目しておく必要がある。今回の一連の対応は、乗客の安全確保と感染拡大防止を両立させようとする国際的な危機対応の一例として、広く注目を集めている。

情報源: NOS Algemeen

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