オランダ麻薬王「ボレ・ヨス」、アフリカ沖コカイン40トン超の摘発に関与か
シエラレオネを拠点に逃亡中の34歳、スペイン警察が船舶を拿捕
スペインの治安警察グアルディア・シビルが先週金曜日、アフリカ沖の海上で船舶に乗り込み、乗組員を制圧した。船はシエラレオネの首都フリータウンを出港し、リビアのベンガジへ向かっていたとされ、コモロ籍の船体からコカイン40トン超が押収された。これは海上での単一摘発としては記録的な規模とされる。拿捕された船は現在、スペイン領グラン・カナリア島のラスパルマス港に停泊しており、オランダのタブロイド紙テレフラーフは複数のオランダ国籍者が船内で拘束されたと報じた。
「オランダで最も指名手配された麻薬犯」との関与を捜査
当局が注目するのが、ヨス・レイデッカース——通称「ボレ(でぶ)・ヨス」だ。ブレダ出身の34歳で、現在はシエラレオネを拠点に麻薬帝国を運営していると見られている。オランダ当局によれば、同国の地元当局との関係も活用しているとされ、同国大統領ジュリアス・マーダ・バイオの娘と婚約しているとも伝えられる。当局がその身柄確保に手を焼く最大の理由がここにある。シエラレオネはオランダと犯罪人引渡し条約を締結していないため、法的な強制送還の手段がないのが現状だ。
欠席裁判で有罪、巨額の没収命令も逃亡継続
レイデッカースはすでに複数の司法判断を受けている。オランダでは欠席裁判により禁固24年の実刑判決を言い渡され、昨年はオランダ史上最大の犯罪収益没収案件として9600万ユーロの国庫納付命令も下された。さらにベルギーでもアントワープの裁判所が、北海の港を経由した少なくとも100キログラムのコカイン輸入への関与を認定し、禁固7年の判決を言い渡している。それでも本人は依然、シエラレオネに留まり続けているとみられる。
今回の摘発について、レイデッカースの弁護士ガイ・ウェスキは依頼人の関与を否定した。「アフリカ大陸またはその周辺の海域で起きるあらゆる犯罪が、依頼人と結びつけられるようになってきた。これは噂に過ぎない」と述べ、報道内容を強く退けた。捜査当局はオランダとの関連を引き続き調査しているとしており、在蘭日本人を含む現地居住者にとっては、オランダの組織犯罪が国境を越えてどこまで広がっているかを改めて示す事案となっている。
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情報源: DutchNews


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