若者の7割がSNSのスクロールをやめられず オランダで調査
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若者の7割がSNSをやめられない
オランダの16歳から25歳の若者のうち、約70%がSNSの使用をやめるのが難しいと感じていることが、大規模な調査で明らかになった。特にアムステルダム地域ではこの割合が80%近くに達し、全国的にもSNS依存が深刻化していることが示されている。この調査は、オランダ公衆衛生機関(GGD)と国立公衆衛生環境研究所(RIVM)が若者の精神的・身体的健康を調査するために実施したもので、約13万5000人が回答した。
女性や都市部の若者に強い傾向
調査結果によると、SNSをやめるのが難しいと感じる割合には性別や地域による違いが見られた。
女性の方が男性よりもSNSをやめるのが難しいと感じる割合が高い地域差も大きく、アムステルダムでは約80%が「やめられない」と回答したのに対し、ドレンテ州では約65%にとどまった。
西部や中央部(ヘット・ゴーイ、ユトレヒトなど)では依存傾向が強く、ノールト=リンブルフなどでは比較的低い傾向
SNS依存の要因は「無限スクロール」
SNSをやめられない理由について、ラドバウド大学の行動科学者ルース・パウエルス氏は、「TikTokなどのアプリは、無限にスクロールできる仕組みになっており、アルゴリズムがユーザーの興味に合わせて魅力的なコンテンツを提供するため、非常に中毒性が高い」と指摘する。
また、SNSの過剰使用がもたらす影響として、次のような点が懸念されている。
・メンタルヘルスの悪化(不安や抑うつ症状の増加)
・孤独感の増大
・睡眠障害
・学業や仕事への影響
パウエルス氏は、「SNSの使用が原因で、人と話している最中にスマホを触ることで対人関係に摩擦が生じることもある」と述べている。
SNSのポジティブな側面も
一方で、SNSには良い面もある。パウエルス氏は「多くの若者がSNSを通じて人間関係を築き、友情を深めている」とし、全てが悪いわけではないと強調した。また、精神的に不安定な若者がSNSを「逃げ場」として利用するケースもあり、SNSの影響は一概に否定できるものではない。
SNS依存は世界的な課題となっており、特に若者のメンタルヘルスや社会生活への影響が注目されている。今後、どのようにバランスを取るかが重要な課題となりそうだ。
情報源: HARRO LIFE (legacy)


