ルーヴル美術館の名作「眠れるヘルマフロディトス」が国立美術館で展示へ
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ルーヴルの至宝がアムステルダムへ
アムステルダムの国立美術館(Rijksmuseum)では、2026年2月6日より、ルーヴル美術館が滅多に貸し出さない古代ローマ彫刻《眠れるヘルマフロディトス》を展示する。
この作品がオランダで公開されるのは今回が初となる。
展示は大規模展「Metamorphoses(変身)」の一環で、古代ローマの詩人オウィディウスによる叙事詩『変身物語』に触発された芸術作品80点以上が集められている。
会期は2026年5月25日まで。
愛と拒絶、そして融合の神話
《眠れるヘルマフロディトス》は紀元2世紀の大理石彫刻で、オウィディウス『変身物語』に登場する神話に基づいている。物語はこう語られている:
美青年ヘルマフロディトスが泉で水浴びをしていると、泉の妖精サルマキスが恋に落ちる
青年が彼女を拒絶したため、サルマキスは神に「永遠に一体となること」を祈願
その結果、2人の肉体は一つとなり、「男性と女性が融合した存在(ヘルマフロディトス)」が誕生する
この神話の「性と身体の変容」のテーマは、古今東西の芸術家たちに多大な影響を与えてきた。
彫刻の再解釈
彫刻は1618年春にローマで発掘され、枢機卿シピオーネ・ボルゲーゼに献上された。
その際、バロック彫刻の巨匠ジャン・ロレンツォ・ベルニーニが、圧縮された枕とマットレスを模した台座を新たに追加し、彫刻全体にリアルな質感と演出性をもたらした。
展覧会「Metamorphoses」
この展覧会では、《眠れるヘルマフロディトス》に加え、ティツィアーノ、コレッジョ、チェリーニ、カラヴァッジョ、ルーベンス、ロダン、ブランクーシ、ブルジョワ、そしてベルニーニといった名だたる芸術家による神話表現が紹介される。
展覧会はローマのボルゲーゼ美術館との共同企画で、世界中の美術館および個人コレクションからの貸し出し作品を含んでいる。
情報源: HARRO LIFE (legacy)


