アート標的の抗議に幕、英環境団体Just Stop Oilが戦術転換
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「芸術へのスープ投げ」は終わりに
英国の気候活動団体「Just Stop Oil(ジャスト・ストップ・オイル)」が、これまで展開してきた挑発的な直接行動を4月26日をもって終了すると発表した。これには、オランダを含む国際的な美術館での騒動的な抗議も含まれる。
団体は、今後は政治的・法的なルートを通じた活動に軸足を移すとし、「これがヴァン・ゴッホへのスープ、ストーンヘンジへのトウモロコシ粉、通りでのスローマーチの終わりだ」と述べた。
フェルメール作品への抗議が物議
Just Stop Oilは2022年10月、オランダ・ハーグにあるマウリッツハイス美術館で、ヨハネス・フェルメールの名作《真珠の耳飾りの少女》に自らを接着するという抗議を行い、国内外で大きな批判を呼んだ。
オランダの博物館協会はこの行動を非難し、「文化遺産を危険にさらすことで市民の支持を失う」と警告を発していた。
英国でも相次いだ美術館への抗議
同団体はロンドンのナショナル・ギャラリーでも複数回にわたり抗議活動を行い、2022年10月にはPhoebe Plummer氏とAnna Holland氏がゴッホの《ひまわり》にトマトスープを投げつけたことで逮捕・有罪判決を受けた。このときは作品そのものに損傷はなかった。
しかしその後も活動は続き、2024年には判決に抗議する形で再びナショナル・ギャラリーのゴッホ作品を標的にしたスープ投げが実行され、3人が逮捕されている。
今後の活動は「市民参加型」へ
団体の広報によれば、最後の抗議行動は4月26日に実施予定で、これは「誰でも参加しやすく、逮捕のリスクが少ない平和的なデモになる」としている。
Public Affairs部門の責任者Karsten Klein氏は、「これは市民的不服従の終わりではなく、アプローチの転換だ」と述べ、今後は裁判での訴えや「政治犯の支援」に重点を置く方針を明らかにした。団体は自らの活動によって「44億バレル相当の石油採掘を阻止した」と主張しており、英国における新規石油・ガス採掘の違法化にも貢献したと評価している。
情報源: HARRO LIFE (legacy)


