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アムステルダムのアルティス動物園でアジアゾウのオス誕生
社会

アムステルダムのアルティス動物園でアジアゾウのオス誕生

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わずか10分の安産、すぐに立ち上がる

アムステルダムのArtis(アルティス動物園)で水曜日の夕方、アジアゾウのオスの赤ちゃんが誕生した。クリスマス直前の出来事で、動物園にとっては「特別な贈り物」となった。

出産は約10分という非常に短時間で終わり、生まれた子ゾウはすぐに四肢で立ち上がり、母ゾウのトン・タイから母乳を飲み始めたという。

飼育員も驚いた急展開

飼育スタッフは、出産当日の午後から群れの様子に変化があることに気づいていた。

アルティスで動物飼育チームの責任者を務めるPeter Bleesing氏、「一日を通して群れの行動が変わっていくのが分かった。閉園前にもう一度ゾウ舎を確認したが、こんなに早く生まれるとは思っていなかった」と振り返っている。実際、確認直後にほぼ即座に出産が始まったという。

家族に囲まれて守られる赤ちゃん

現在、アルティスのゾウの群れは、母ゾウのトン・タイと、その4頭の子どもたちで構成されている。昨年には繁殖のためにオスのゾウが一時的にアムステルダムに移送され、交配に成功した後、エメンのWildlandsへ移った。

出産の最中、群れのゾウたちは子ゾウの周囲を取り囲むように行動し、特にトン・タイの末娘(現在妊娠中)も近くで見守っていた。これはゾウの群れに見られる典型的な防御行動だとされている。ゾウは母系社会を形成し、出産時には群れ全体で母子を守る習性がある。

一週間以内に公開、名前は一般公募

子ゾウは健康状態も良好で、「口をパクパクさせながら積極的に母乳を飲もうとする様子が確認できた」とスタッフは話している。

来園者が実際に子ゾウを見られるようになるのは、早ければ1週間以内と見込まれているが、現在はライブ配信を通じて様子を観察することができる。

またアルティスでは、この子ゾウの名前を一般から公募しており、アジアゾウの自然な生息地に由来する名前であることが条件とされている。

絶滅危惧種としてのアジアゾウ

アジアゾウは絶滅の危機にある種であり、アルティスはEuropean Endangered Species Programme(EEP)に参加している。この取り組みは、ヨーロッパの動物園間で遺伝的に健全な個体群を維持することを目的としている。

今回の誕生は、単なる「可愛らしいニュース」にとどまらず、種の保存という観点からも重要な意味を持っている。

参考

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