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TikTok行列が住民を追い詰める、人気フライ店Fabel Frietを巡り市を提訴
社会

TikTok行列が住民を追い詰める、人気フライ店Fabel Frietを巡り市を提訴

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TikTok映えのフライ店に市民が悲鳴

アムステルダム中心部の歴史的エリア、ナイン・ストラーチェス(Negen Straatjes)にある人気スナック店Fabel Friet(ファーベル・フリット)をめぐり、住民が市を相手に提訴。店はトリュフマヨやパルメザンチーズをかけたフライがSNSでバズり、観光客による長蛇の列が毎日発生する状況となっている。

住民のDick van Dam氏(86歳)は、「商売人を責めているのではない。責任は何も対策を取らない市にある」と批判した。

「TikTok列」は橋を塞ぐ危険地帯に

住民代表らはカフェ「De Doffer」に集まり、「行列は常に歩道を占拠し、ケイザースグラハト(Keizersgracht)の橋にまで及ぶ」と発言。

別の住民Steve Malenka氏(74歳)は「文化遺産地区に住んでいるのに橋が渡れない日がある」と憤る。ゴミ問題にも言及があり、住民Emmerique Moliere氏(71歳)は「ゴミ箱は常に満杯。どこにあのフライ容器の袋を捨ててるのか疑問」と話している。

店側も対応強化

共同経営者のAbel Klatser氏(27歳)は、「平日は3人、週末は4人の群衆管理スタッフを配置し、歩道の通行や住民前での飲食を防いでいる」と説明。

もう一人の経営者Floris Feilzer氏(30歳)は、ホームレス支援団体Stichting Koffiehuisと連携し、公共ゴミ箱の清掃を1日24回、ゴミ収集を1日3回行っていると述べ、「迷惑最小化が現在の最優先事項」と語った。

市は営業許可の正当性を主張

市は2024年の営業許可更新時に「生活環境や公共秩序に過度な影響は見られない」と判断し、群衆制御などの条件を盛り込んだ上で許可を更新している。

さらに、市は「行列が10人を超えた場合、レジを1つ閉鎖する条件」も課したが、店側がこれを不当と訴え、裁判所が店舗側を支持する判断を下した。ただし、Fabel Frietは自主的にそのルールを守っているという。

住民側は市の許可判断そのものが不当であると主張しており、6月末に予定されている裁判での判断により、市が再審査を迫られる可能性もある。

住民の本音

住民は「もしFabel Frietが閉店しても、許可がなければ次のTikTokヒット店舗は営業できない。市は今回はしっかり対応するだろう」と語っている。

一方でKlatser氏は、「私たちも地元の起業家だ。130人のアムステルダマーを雇用している。これからも長く続けたい」とコメントしている。

参考

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