アムステルダム市、ファットバイクを混雑地域から排除へ
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規制の背景と市の姿勢
アムステルダム市の交通担当副市長Melanie van der Horst氏は、「市民から毎週のようにファットバイクへの苦情が寄せられている」と述べ、地方自治体としての対応を進める方針を示した。「市民からは“もう道路に出るのが怖い”という声も届いている。国が対応しない以上、市としてできる限りの対策を講じる責任がある」
市はこれまで3年以上にわたり国に規制を要請してきたが、進展が見られない中で、事故や危険運転が深刻化。特に子どもが関わる事故も増えており、市民の不安が高まっている。
最初の対象はフォンデルパーク
最初に規制が導入される予定なのは、市内中心部にある人気の公園「フォンデルパーク(Vondelpark)」。この公園はサイクリスト、家族連れ、犬の散歩をする人、ランナーなど幅広い利用者がいるが、救急車の出動記録では事故の多発が確認されている。今後は、苦情や混雑状況を踏まえて他のエリアへの拡大も検討される予定。
市は過去に「ビアバイク(飲酒しながら走る観光自転車)」を市中心部から排除した前例があり、同様のアプローチが取られる見込みである。
ファットバイクの問題点と違法改造
副市長によると、ファットバイク利用者には以下のような問題が多く見られる:
・スピード超過(25km/h超)
・ブレーキの性能が不十分
・ヘルメット未着用
・威圧的な運転マナー
・ナンバープレートが不要なため、追跡困難
昨年行われた警察による検査では、215台のうち117件に違反が見つかり、20台以上が押収された。その多くが速度制限を超えるように違法に改造されていた。
被害の実態:10代の事故が多数
オランダの安全機関「VeiligheidNL」や救急医療データによると、eバイク(電動自転車)に関わる事故が増加しており、特にファットバイクが関与する事故の割合が高い。
最近の調査では、負傷者の約60%がファットバイクの利用者であり、その多くが18歳未満の若年層であった。
情報源: HARRO LIFE (legacy)


