オランダの葬儀費用が平均1万ユーロ超に、10年で40%上昇
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葬儀費用が平均1万ユーロ超に
オランダ統計局(CBS)のデータによると、葬儀費用が2014年比で40%増加し、平均10,000ユーロ(約170万円)を超えていることが判明。インフレ率(約31%)を上回る増加となっており、経済的負担が増している。
2017年時点では平均費用は7,500ユーロだった。
「基本コスト」が高騰
エンスヘデ周辺で葬儀を手がけるLotte Wieling氏によると、費用は下記のような基本要素で構成される:
・棺(または籠)
オランダでは法律で必要
・安置費用
葬儀まで36時間以上必要なため冷却処置が必要
・ 火葬費または埋葬費用
・死亡証明書取得手数料
この時点で数千ユーロが発生する。さらに「お別れ会(farewell)」や「受付(receptie)」を加えると、費用は一気に跳ね上がる。
原材料費・高齢化も背景に
最近の価格上昇の背景には、以下の要因がある:
・ 火葬時のガス代の高騰
・棺に使用する木材の価格上昇
・高齢化による葬儀件数の増加と施設の混雑
→ 結果として、遺体の「長期安置」が必要となり、追加費用が発生
葬儀保険の補償額が追いつかない
多くの人が加入している葬儀保険(uitvaartverzekering)は、古い契約のまま更新していない場合が多く、3,000~4,000ユーロ程度の補償では足りないケースが増加している。Wieling氏は「約100人のお別れ会の軽食だけで1,500~2,000ユーロ。実際の費用感覚が乏しい人が多い」と語る。
契約時点では十分とされた金額が、物価上昇で現実の費用に追いつかなくなっている。
節約術も提案
Wieling氏によれば、以下のような予算を抑える方法も可能:
・自宅で追悼式を行う
・花束ではなく、参列者に一輪の花を持参してもらう
・死亡広告(obituary)をSNSやデジタル追悼ページで代用
→ 「個人らしさを保ちつつ、費用は抑えられる」
情報源: HARRO LIFE (legacy)


