政治・行政
タイ・カンボジア国境で紛争激化、外務省が「赤」警告を発出
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武力衝突で「レッドゾーン」に
オランダ外務省は7月24日、タイとカンボジアの国境地帯に「赤」警告(極めて危険)を発出し、渡航中止を強く勧告した。現地では両国軍による武装衝突が発生しており、死傷者も報告されている。タイ政府はすべての国境検問所の閉鎖を発表した。
外務省の声明には、「赤に指定された地域にはいかなる事情があっても渡航しないように。非常に危険であり、トラブルに巻き込まれても大使館は支援できない」とある。また、「タイからカンボジアへの航空便がキャンセルされる可能性もあるため、最新情報を確認するように」と呼びかけている。
寺院をめぐる長年の対立が背景
今回の衝突の背景には、両国間で長年続く領有権紛争がある。中でも、プレア・ヴィヒア寺院(Preah Vihear Temple)をめぐる対立が根深い。このヒンドゥー教寺院はカンボジア領内に位置するが、タイからしかアクセスできないという地理的事情を抱えている。
1962年、国際司法裁判所(ICJ)は寺院の領有権がカンボジアにあると裁定したが、周辺の土地をめぐる係争は解消されず、2000年代から2010年代にかけてたびたび軍事衝突が発生。両国の民族主義的な世論も事態を複雑化させている。
旅行者への具体的注意喚起
・国境付近への陸路移動は禁止
・カンボジア行き航空便の運行状況に注意
・宿泊施設や現地ニュースから常に最新情報を収集
・在タイ、在カンボジア大使館は危険地域での支援ができないため、滞在計画を再考することが推奨される
情報源: HARRO LIFE (legacy)


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