ロシア関与か、アムステルダム発DHLの危険荷物“予行演習”疑惑
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事件の発端と荷物の内容
2024年8月14日、Telegramの短期雇用募集に応募したウクライナ人男性に、「荷物を購入し、写真付きで送るだけ」と報酬500~600ユーロの仕事が持ちかけられた。彼はPrimarkでTシャツや靴下、靴などを購入し、アムステルダムのVan BaerlestraatのDHLからカナダのオタワとワシントンD.C.郊外へ発送しようとしたが、スキポール空港で差し止められた。
ロシア関与の疑い
オランダ検察庁(OM)は、この荷物が「炎性物質を送るルートテストであると推定」し、GRU関与を「極めて高い可能性」と断じている。これまでに欧米で衣服のみを装い、可燃ジェルやタイマーを偽装した荷物によるDHL施設での発火事件が報告されており、パターンが一致している。
“ローエージェント”活用戦略
NCTVは、ロシアが資金目的で「低リスク・低スキル」の人材をリクルートし、Telegramなどで短期雇用を装って破壊工作を依頼していると警告している 。これらの“代理人”は自分の行為が本当は何なのか勘付かず、結果的にテロリズムに荷担してしまうケースがある。Corjan Kroon氏は「暴露されているように、金銭につられて容易に雇われてしまう構図が恐ろしい」と指摘している。
欧州で相次ぐDHL発火事件
2024年夏以降、ドイツ・ライプツィヒ、イギリス・バーミンガム、ポーランド・ワルシャワなど複数のDHL施設で火災や発火事件が発生し、可燃ジェルや電動マッサージ器に仕込まれた爆発物が関与していたとの指摘がある。ドイツ当局は「空輸中に発火すれば飛行機が墜落しかねない」と警鐘を鳴らしていた。
対テロ・安全保障機関の警告
オランダNCTVは、こうした「ロシアによるハイブリッド戦」には注視が必要とし、低価格で雇用された“予備兵”による工作により欧州内外の市民・インフラが狙われているとし、今後も厳重注意を呼びかけている。
情報源: HARRO LIFE (legacy)


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