偽警官による詐欺が急増─今年だけで年に502人逮捕、過去最多に
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偽警官詐欺の拡大と逮捕状況
オランダでは過去3年間で、警察官を装った詐欺事件が急増している。2025年は10月までの時点で、502人の容疑者が逮捕された。この数字は、2023年の127人から約4倍の増加であり、昨年2024年の357人をも大きく上回っている。
逮捕されたのは、被害者宅を直接訪れた偽警官だけではなく、電話で連絡を取った「コールセンター役」など詐欺グループの一員も含まれる。
通報件数は過去最多に
この詐欺に関する通報・登録件数は2025年だけで1万631件(10月まで)に達している。比較として:
2023年:520件
2024年:8,363件
2025年(~10月):10,631件
わずか2年で約20倍の増加という異常なペースである。
犯罪の手口とターゲット
犯人たちは高齢者を標的とし、典型的な手口は以下の通り:
・電話をかけ、「近所で多発する空き巣被害」について話す
・貴重品を安全のために「警察が回収する」と偽る
・数分以内に偽警官が家に現れ、被害者から現金や宝石などを受け取る
警察の広報担当Suzanne van de Graaf氏によると、犯行はグループで組織的に行われており、単独では実行できない。電話と訪問の時間差を極力短くすることで、被害者に考える余裕を与えず、警戒心を持たせないという戦術がとられている。
初の死亡事件も発生
これまでの詐欺では暴力は使われていなかったが、2025年8月には初の致死事件が発生。アムステルダムで80歳の女性が、偽警官を装った男たちに殺害される事件が起き、21歳と23歳の容疑者2人が逮捕された。初公判は今週水曜日に予定されている。
警察は、「暴力は例外だが、心理的被害は深刻」と指摘。特に高齢者においては、事件後に「誰にもドアを開けられなくなる」「外出すらできない」など社会的孤立に陥るケースがあるという。
情報源: HARRO LIFE (legacy)


