社会
若年女性の自殺数が過去最多に、安定する全体傾向の裏で深刻な変化
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若年女性の自殺が急増
オランダ統計局(CBS)の最新データによると、2024年に自殺した30歳未満の女性は117人。過去最多で、自殺率は10万人あたり5.5人に達した。2000年代初頭は2.7人程度だったことを考えると、増加幅の大きさが目立つ。
全体は横ばい、だが若者に異変
全国の自殺者数は1,849人で、1日あたり約5人が命を絶っている。2018年以降、自殺率はほぼ横ばいで、2024年も10万人あたり10.3人という数字。ただし、若年層、とくに女性の増加が目を引く。
男性のほうが依然として自殺率は高く(2024年は14.0人、女性は6.6人)、30歳未満の男性も増加傾向にはあるが、その上昇カーブは緩やか(7.5→8.8人)。女性の伸びの急激さが際立つ。
若者にとって自殺が1番の死因に
自殺は今や、10代と20代の最大の死因になっている。2024年の統計では、10代の死因のうち20%、20代では32%が自殺によるもの。交通事故やがんを上回っており、若者世代の心の問題の深刻さを示している。
中高年や高齢者の傾向
件数で見ると、自殺した人の中で最も多かったのは50〜60歳。全体の5人に1人がこの年代に属し、同年代の自殺率は10万人あたり15人。かつて最も高かったのは1980年代初頭の80歳以上で、当時は27人を超えていたが、現在では13人まで減っている。
CBSによると、ここ数年、国全体の自殺率はほぼ変わっていないように見えるが、若年層の中でも特に若い女性に限ると、急激な上昇が起きている。これは、若い世代における精神的な問題やプレッシャーの高まりを反映している可能性があると指摘されている。
情報源: HARRO LIFE (legacy)


