農薬残留の多い果物と野菜、1位は?─パプリカ、柑橘類、イチゴが最多
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明らかになった残留農薬の実態
オランダの市民団体PAN-NL(Pesticide Action Network Nederland)が発行する最新の「PesticidenEetwijzer(農薬ガイド)」によれば、オランダで販売される果物と野菜のうち、最も多くの種類の農薬が検出されたのは以下の通りである:
果物(平均検出農薬数/1製品)
柑橘類(オレンジなど):4.4種類
イチゴ:4.4種類
ブドウ:3.6種類
野菜(平均検出農薬数/1製品)
パプリカ:2.1種類
ホウレンソウ/パクチョイ(青梗菜):2.0種類
トマト:2.0種類
インゲン/セロリ:1.8種類
PFASや内分泌かく乱物質も
データはオランダ食品消費製品安全庁(NVWA)が2022年から2024年にかけて実施した調査に基づくものであり、農場からスーパーまでの全工程でサンプルを検査。皮も含めて測定されている。その結果、農薬の総検出数は7%増加しており、中にはPFAS(有機フッ素化合物)やホルモンかく乱作用のある化学物質も含まれていた。
ただし、NVWAは「大多数の残留量は法的基準値を下回っており、健康被害を及ぼすとは限らない」とコメントしている。
最も「クリーン」な果物・野菜も公表
PAN-NLは、残留農薬が極めて少ない「クリーンな品目」も紹介している。
残留が少ない果物
キウイ:0.7種類
スイカ:0.9種類
パイナップル:1.0種類
残留が少ない野菜
アスパラガス:0.0種類
ビーツ(赤カブ):0.1種類
エンダイブ:0.1種類
なお、PAN-NLは「残留が少ないからといって、農薬の使用量が少ないとは限らない」と注意を促している。
専門家「食べる量を減らす必要はない」
オランダ栄養センターは、「現在の知見に基づけば、こうした残留農薬が健康に与えるリスクは低い」とし、野菜と果物の摂取は健康に有益と強調している。
PAN-NLも、「農薬の有無に関わらず、野菜や果物は積極的に摂取すべきであり、選択肢として有機栽培品や無農薬品を活用してほしい」と述べている。
使用量の実態
• オランダ国内の農業における農薬全体の使用量は、2020年から2024年で22%減少した。
• しかし、野菜・果物・ジャガイモセクターに限ると26%増加しているという。
情報源: HARRO LIFE (legacy)


