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動物園アーティス、政党の圧力受けカリフォルニアアシカを国外移送へ
社会

動物園アーティス、政党の圧力受けカリフォルニアアシカを国外移送へ

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📦 この記事は旧 HARRO LIFE(https://harrojp.com/articles/230725-2)からの移行アーカイブです。

アシカの移送を発表

アムステルダムの老舗動物園「アーティス(Artis)」は、園内に残る3頭のカリフォルニアアシカを移送する方針を明らかにした。これは、動物保護を掲げる政党「動物のための党(Partij voor de Dieren, 以下PvdD)」のアムステルダム支部が、アシカの劣悪な飼育環境についてホットライン144へ通報した直後の発表だった。

改装の一環として「難しい決断」

アーティス側は、以前からアシカ舎を含む一部エリアの再構築を検討していたとして、今回の移送は「どの動物種に今後も最適な福祉環境を提供できるかを熟慮した結果の決定」と説明している。

すでに一部のアシカは昨年末、他の欧州内動物園へと移送済みで、園内には雌の3頭のみが残っている。現在はその3頭の移送先として「シンガポール動物園」との交渉が進んでおり、同園は新たなアシカ用展示施設を建設中だという。

PvdDの批判「改善は急務」

PvdDによると、アシカ舎は「非常に小さなコンクリートの水槽」で、行動刺激(エンリッチメント)がほとんどない状態だった。PvdDはアーティスに対し「即時かつ具体的な改善措置」を求めており、長期的にはアシカの飼育自体をやめるよう提言している。

アーティスの反応と政党の驚き

アーティス側は、同党の地方リーダーや政策担当者に対してはすでに「アシカを園外へ移す将来的計画」を説明していたとし、今回の通報に驚きを表した。しかし、PvdDアムステルダム支部のリーダーであるAnke Bakker氏は「具体的な計画は一切聞いていなかった」と反論し、シンガポールでの新施設がいつ完成し、移送がいつ実施されるのか明確でないことに懸念を示している。

彼女は、「1〜2年後までこのままの状態が続く可能性がある」とし、「早急に行動刺激などの改善が必要だ」と主張している。

参考

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