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ザントフォート住民、Googleマップを“偽装操作”で観光客をブロック
社会

ザントフォート住民、Googleマップを“偽装操作”で観光客をブロック

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📦 この記事は旧 HARRO LIFE(https://harrojp.com/articles/220725-3)からの移行アーカイブです。

マップを操作して静けさを取り戻す

オランダ西部の観光地ザントフォート(Zandvoort)のパルクビュート(Parkbuurt)地区で、住民たちがGoogleマップ上に自宅周辺の道路を「通行止め」として虚偽報告し、観光客やドライバーの進入を防ぐという異例の行動が話題となっている。

NHニュースによると、この“デジタル封鎖”は今年4月から住民らが自主的に始めたもので、Googleマップが週末にルートを迂回するようになった。

観光地ならではの交通被害

パルクビュート地区は、週末になると観光客の車両が殺到し、路上駐車やスピード違反が頻発。住民によれば「駐車スペースは奪われ、通学路を猛スピードで突っ切る車までいる」とのこと。

自治体は駐車料金の値上げなどの対策を講じているが、住民側は「効果がない」と感じており、今回のマップ操作についても「最も穏便な抗議手段だ」と説明している。

先例はキューケンホフにも

このアイデアの発端は、オランダ有数の観光地キューケンホフ公園周辺での似たような住民の行動に影響を受けたという。そこでも、Googleマップ上で一時的に道路を閉鎖することで、週末の観光客を制限する動きが見られた。

パルクビュートでも、週末だけマップ上の道路を閉じ、平日は「再開」する運用がなされており、たとえば「月曜まで閉鎖扱いだった道が火曜には開通していた」と報告されている。

Googleマップでは、一般ユーザーが道路の閉鎖・工事情報を「フィードバック」として報告できるが、虚偽報告が繰り返されると信頼性に影響するリスクもある。

市当局は怒り心頭

これに対して、ザントフォート市の副市長Gert-Jan Bluijs氏は、住民の行動を厳しく批判。「彼らは交通問題を他の地域に押し付けている」と語り、市の入口に「ナビゲーションを切ってPルートを使ってください(Navigatie uit, P-route volgen)」と書かれたオランダ語・ドイツ語併記の看板を設置したと明らかにした。

【補足】Pルートとは、市が整備する公式駐車場誘導ルート(Parkeerroute)で、町中心部や観光施設への導線を最適化する交通施策

参考

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