49ユーロで乗り放題案、政府が検討─燃料危機で公共交通に追い風
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制度の概要
オランダ政府は、公共交通の利用を促進するため、割引カードの導入を前向きに検討している。関係者によると、49ユーロでバス、トラム、電車、地下鉄が3か月間オフピーク時間帯に乗り放題となる仕組みである。これにより、市民の燃料費負担を軽減するとともに、燃料消費の削減も期待されている。
エネルギー危機対策の一環
この案は、アメリカとイスラエルによるイラン攻撃に端を発したエネルギー危機への対策の一部である。
現在、議会では政府が提示した支援策について議論が行われており、エネルギー料金を支払えない世帯への緊急基金や、通勤手当の引き上げなども含まれている。
少数政権と野党の役割
PRO(プロ、旧グルーンリンクス・労働党連合)の提案が今回の政策のベースとなっている。少数政権である政府にとって、法案成立には野党の協力が不可欠であり、この案を取り入れることで支持を得る狙いがある。
同党の党首イェッセ・クラーファー(Jesse Klaver)氏は、「交通費は上昇し続けており、石油も不足する可能性がある。公共交通を安くすることは家計を助け、エネルギー危機への対策にもなる」と述べている。
利用対象と狙い
この「オランダ・チケット」は通勤者向けではなく、オフピーク時間帯限定のため、主に家族訪問や日帰り旅行などを想定している。通勤者については、すでに雇用主による通勤手当の増額が予定されている。
クラーファー氏によれば、この制度により対象者の移動費は約60%削減される見込みであり、政府の負担は約1億1800万ユーロと試算されている。
公共交通の課題
公共交通の割引は市民にとって歓迎される一方で、資金不足の問題もある。ヤン・ファン・ザーネン(Jan van Zanen)市長や地方関係者は、政府の追加支援がなければ運賃が約12%値上がりする可能性があると警告している。
情報源: HARRO LIFE (legacy)


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