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徴兵制復活の現実味も 軍備拡大目標は20万人へ
政治・行政

徴兵制復活の現実味も 軍備拡大目標は20万人へ

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オランダ軍、20万人体制を目指す

世界情勢の緊張が高まる中、オランダ国防省は大規模な人員増強を検討している。これまでの目標であった兵力10万人体制を大きく上回り、軍人と予備役を合わせて20万人規模を目指す方針であることが、NOSの取材で明らかになった。

現在、国防組織には軍人・文民合わせて約7万5,000人が所属し、予備役は約8,000人にとどまる。予備役の中には元兵士も含まれ、国外派遣時などに国内での任務に就くことが想定されている。

徴兵制復活の可能性も

Gijs Tuinman国防副大臣は、スウェーデンの仕組みに着目している。スウェーデンでは17歳全員に軍への関心や適性を問う大規模調査を実施し、適性がある者には身体・精神検査を行う。このプロセスは任意だが、結果として多くの若者が軍への参加意欲を見せている。なお、スウェーデンは2017年に徴兵制を復活させた。

オランダにも徴兵制度は法的に残っているが、1997年以降、実際の招集は停止されている。Tuinman副大臣は「世界情勢がさらに悪化した場合には徴兵も視野に入るが、現時点では考えていない」と述べた。

専門家「義務化なしでは達成困難」

Clingendael研究所の国防専門家Dick Zandee氏は「目標は評価できるが、計画が必要だ。ここまで増やすなら義務的要素が不可欠になる」と指摘する。国防・軍関係労組のJean Debie氏も「志願だけでは限界があり、最終的には段階的な徴兵制導入が現実味を帯びる」との見方を示した。

元軍司令官のMart de Kruif氏は「現時点では訓練人員、施設、装備の不足から徴兵制の即時導入は非現実的」と述べ、まずは訓練体制の強化が急務だと強調した。

参考

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